日本国内の18~65歳の働く人1000人を対象に仕事観に関する意識調査の結果がリンクトインから公表されました。
ビジネスの現場どもAI等のテクノロジーが席捲する昨今ですが、20年後も変わらないと思う仕事についての問いに対しての回答で、最も多かったのは「人脈を生かす仕事」40.9%で、2位「コミュニケーション能力が必要な仕事」39.6%、3位「創造性を必要とする仕事」29.1%と続いていました。
ビジネスパーソンとして、これから身につけたいスキルについては、1位「コミュニケーションスキル」35.3%、2位が「問題解決力」と「思考力(ロジカルシンキングなど)」がいずれも21.4%、続いて「ストレスコントロール力」20.2%でした。
今後20年間で必要とされるスキルのTOP3については、1位「コミュニケーションスキル」49.8%、2位「リーダーシップ・人材マネジメントスキル」26.1%、3位「問題解決力」23.7%でした。
これから身につけたいスキルを見ると、多くのビジネスパーソンが、いま自身が持ち合わせている実力では充分ではないと認識されていることが伺えます。
つまり、これから社会に出る予定である学生が就活+就職後に活用できるスキルの習得をしようと考えるのなら、今回の「今後20年間で必要とされるスキル」で挙げられた情報はとっても有益なものと考えることができます。上位6位くらいの項目の中で、あなた自身の強みと掛け合わせることが不自然ではないような項目を探し出し、自分磨きのヒントにするのも悪くはないと思います。
因みに20年前に身につけ立と思っていたスキルについては、1位「コミュニケーションスキル」30.6%、2位「問題解決力」21.2%、3位「外国語の語学スキル」20.4%、4位「企画・提案力」17.2%、「思考力(ロジカルシンキングなど)」17.2%、6位「リーダーシップ・人材マネジメントスキル」14.6%となっていました。
今回の調査結果では、20年前20年後も必要とされるスキルは変わっていないことが分かりました。20年前と比べると、働く時間も働き方も大きな変化がありますが、働く人が必要と捉えているスキルは変わっていないことに趣を感じます。恐らく、時代と共に求められる質がより高いものになっているのではないか想像をします。
就活生がこの調査結果から何を読み取るかには個人差がありますが、現役の日本の職業人の思考から、自己PRや自信の強み、志望動機へとつなぐこともできうる情報であることを理解いただきたいと思います。