情報収集 約4割の学生が

25年卒予定を対象にインターンシップに対する調査を行った学情の結果をみると、インターンシップやオープン・カンパニーに参加した社数の最多は、「2~4社」40.1%でした。「5社以上」に参加した学生は39.1%、「10社以上」は16.0%となっていました。

参加した学生からは、次のコメントが寄せられていました。

  • 実際に仕事を体験できるインターンシップは参加してよかった
  • 職場体験ができるプルグラムと、グループワークのみのプログラムでは満足度も理解度も格段に違った
  • インターンシップに実際に参加することで、Webで調べるだけでは分からないリアルを知れた
  • 仕事の面白さも大変さも体験できるインターンシップは、企業や仕事への理解を深められた

本調査によると、就職活動準備やインターンシップの情報収集を始めた時期についても行われていて、次のような結果になっていました。

回答が最多だったのは、「大学3年生の6月~」(40.1%)でした。続いて「大学3年生の4月~5月」(22.3%)。「大学1年生」(11.5%)、「大学2年生」(26.1%)でした。

調査の結果からは、約4割の学生が大学1~2年生のときからインターンシップの情報収集を開始していることが明らかになりました。

あおラボで提供している「社会のトビラ塾」でもお伝えしているのですが、学部3年の夏季インターンシップを有意義な体験にするためには、学部2年冬にしっかり備えるべきことを備えておくことが大事なのです。

アオラボのキャリア支援や就職活動支援における基本的な考えとして、「構造、戦略、流れ、本質」とズレたことをやっていると、短期的に良い状況があったとしても、長い目でみれば持続可能ではないということです。

たとえば就活においても、一見うまく進んでいるように思えて、キャリア人生の全体でおける部分最適を図れていても、全体最適を無視して、逓増する生き方の真逆を歩むことになってしまうことが大なので、最終的には「報われぬ人生」を呼び込む可能性があるのです。「構造、戦略、流れ、本質」についての理解は、ビジネスやキャリアにおける「攻め」に使えるだけでなく、「守り」を固めることにも役立つものだと思います。

限られた時間で活動する就職活動だからこそ、「構造、戦略、流れ、本質」にズレがないよう細心の注意が必要なのです。

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