当サイトをお読みいただいている学生のなかにも「Simeji」(日本語入力&着せ替え顔文字キーボードアプリ)を使っている方は多いかと思います。調べてみたら「Simeji」は、Z世代に対人気で既に5500万DLを越えているとのことです(ズゴイ!)。このSimejiが5月17日~19日に大学3~4年生・社会人に「就活の悩み」を調査した結果が発表されました。
Z世代が選ぶ「就活の悩みTOP10」(Simejiランキング)
- 1位 面接に自信がない
- 2位 自分に向いている仕事がわからない
- 3位 何をしたらよいか分からない
- 4位 やりたい仕事が見つからない
- 5位 自己分析が下手
- 6位 活動時間が長くなる
- 7位 社会人になること自体が不安
- 8位 自己PRで言うことがない
- 9位 就職先の本当の状況がわからない(雰囲気、仕事量など)
- 10位 活動が遅れていて焦る
多くの学生にとっては避けて通ることができない就活で、抱えてしまう悩みが具体的に明らかになったランキングではないかと思われます。
1位の「面接に自信がない」については、コロナ禍で学生生活がオンライン中心となり、直接人と交流する機会が少なかった個のも一因ではないかと思われます。また、近年の面接で定番と持言える「ガクチカ」の問いについて、答えることができる体験がないと悩む学生が多いことも考えられます。さらに、学生時代は家族以外の人との交流はほぼ同年代の人が主流でしょう。つまり、改まった場面で大人とのコミュニケーション機会もほぼ経験したことがない学生が殆どでしょうから、緊張やプレッシャーを感じるのも当然だと思います。面接に対して少し神経質になる気持ちは理解できます。
対策としては充分な練習をすることです。できれば、スポーツの世界でもよく言われますが、「自分は誰よりも多くの練習を積んできた」と言えるくらいに練習を積むことでブレない自信をつけることが可能となります。
2位~5位と8位についての要因については、根っこのところでSelf-awarenessができていないことではないかと考えられます。Self-awarenessとは、自分自身を明確に理解する力のことです。
Z世代が抱える就活の悩みの本質は、「自分自身のことをよく分かっていないということに気づくこと」が大切なことではないかと思うのです。自分の中に基準となる軸がなければ、向いているものややりたいことなどを見つけだすことも選択することも難しいのは当然の話なのです。
自己認識については、さまざまな研究から自己認識力が高いことで、キャリアで成功や成果やパフォーマンス、幸福度が上がることが明らかになっています。また、その力の養い方や高める方法なども研究者から紹介されています。こういった情報を就活に活用しない手はないと考えるのですが、どう思われますか。
7月から始まる「社会のトビラ塾」は大学1~2年生を対象にしたキャリアデザイン講座です。25年卒以降からの就活を考察しると、2年生後半から3年生5月頃までが就活の事前準備期間となり、3年生夏のインターンシップ参加から事実上、就活スタートなるようなスケジュール感で捉えることが必要ではないかと思われます。この就活前準備の前に整えておきたいこと(Self-awarenessも扱います)をテーマにした全5回の講座となります。講座の詳細につきましては、現在無料説明会の受付をしておりますので、ご興味のある方はこちらのページからお申し込みください。