自己分析はエントリーシート成功のカギ!
エントリーシートをしっかりと書くためには、何よりもまず「自己分析」が必要です。なぜなら、ESに記載する志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)などは、すべてあなた自身を深く理解していることが大前提だからです。
「そもそも自己分析って何をすればいいの?」と思う人も多いでしょう。自己分析は、自分の過去の経験や価値観を整理し、そこから自分の強みや特性を明確にするプロセスです。今日は、自己分析の重要性と具体的な進め方を解説します。一歩ずつ進めていきましょう!
なぜ自己分析が必要なのか?
自己分析をしっかり行うと、エントリーシート作成だけでなく、就職活動全般に亘ってさまざまなメリットがあります。
⒈ 自分の強みを明確にできる
自己分析は、自分が「どんな強みやスキルを持っているか」を見つける作業です。ESでは、自分の強みをしっかりアピールすることが重要です。自分の持っている特性を具体的な経験を証明できます。
⒉ 志望動機に説得力を持たせられる
自己分析で「自分が大切にしている価値観」や「自分がやりたいこと」が明確になると、それを志望動機に反映することであなたらしさが増します。ESを読む採用担当者からすると、魅力を感じやすい内容になるでしょう。
⒊ 面接でも自信を持てる
本格的な活動に入る前にしっかり自己分析に取り組み、自分の経験や考え方を整理しておけば、面接での質問にもスムーズに答えられます。「自分のことをよく理解している学生」として、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
自己分析を始めるための3ステップ
自己分析は、「自分を知る(自己認識を高める)」ということですが、最初の取り組みは難しく感じられないかもしれません。ここでは、以下の3ステップに分けて進めてみましょう。
ステップ1:過去の経験を振り返る
自分の過去の経験をじっくり振り返りましょう。これまでに「頑張ったこと」「楽しかったこと」「つらかったこと」などを書き出す作業から始めます。
具体的な質問例:
- 学生時代に特に力を入れた活動は何か?
- その活動での役割や自分が行った工夫は何か?
- 成功したことや成果は何か?失敗したことや学びは何か?
- 他の人に褒められた経験はどんなことか?
これらを箇条書きで書き上げて、少しずつ深掘りしていきます。過去の経験を細かく掘り下げることで、エントリーシートの具体的なエピソードが見えてきます。
テップ2:自分の価値観を整理する
自己分析では、自分が大切にしている「価値観」を見つけることも重要です。
自分の価値観を見つける質問:
- どんなときにやりがいや満足感を感じられるか?
- なぜその活動に夢中になったのか?
- あなたが「これだけは譲れない」と感じるものは何か?
価値観が明確になると、「なぜこの会社を選ぶのか」「なぜその仕事をしたいのか」が明確になります。それを志望動機や自己PRに反映させることができます。
ステップ3:周囲の意見を取り入れる
自己分析は、「自分一人で取り組むもの」ではありません。自分だけでは気づけない強みや特徴が、周囲の人からの意見で明確になることも多いものです。
具体的な方法:
- 家族や友人に「私の強みって何だと思う?」と聞いてみる。
- アルバイト先の上司や同僚に、「自分の長所・短所や改善点」を教えてもらう。
- 大学のキャリアセンターや就職支援セミナーを活用する。
客観的な視点を取り入れることで、自己分析の精度が問題になります。
自己分析を深めるための具体的なワーク
以下の簡単なワークを実践することで、自己分析が容易になります。
ワーク1:過去の経験シートを作成する
以下の見通しを参考に、過去の経験を具体的に待ってみましょう。
活動内容 | 役割 | 工夫した点 | 成果 | 学んだこと |
例)アルバイト | シフトリーダー | メンバーの希望調整 | 売上が10%アップ | 調整力と交渉力を学ぶ |
ワーク2:自分の「好き」と「得意」を分けて書く
「好きなこと」と「得意なこと」は一致しません。それぞれ分けて、自分がどんな活動に向いているか見てみましょう。
例:
- 好きなこと:人と話すこと、イベントを企画すること
- 得意なこと:問題を整理すること、チームをまとめる事
両方に共通する部分が、あなたの本当の強みとしてESに活用できます。
自己分析で得た強みをエントリーシートに活かす方法
自己分析で見つけた「強み」や「価値観」を、ESにどう反映させるかを解説します。
⒈ 志望志望動機に活かす
例えば「地元の観光業の魅力を発信したい」という価値観を志望動機に盛り込むことで説得力を高めることができるでしょう。
⒉ 自己PRに活かす
自己分析で明確になった「強み」を具体的なエピソードで裏付けることが可能となります。
⒊ ガクチカに活かす
学生時代の経験を振り返る中で、自分が何に力を入れ、何を学んだのか整理します。その経験が企業でどのように活かすことができるのかで結ぶことで、効果的に伝えられます。
最後に:自己分析を楽しんで! 自己分析は、たった一つの「正解」を求める作業ではありません。自分を深く知るための「旅」のようなものです。そして職業人になってからも続く旅でもあるのです。できる職業人ほど自己認識を高めるための努力をコツコツ続けているものです。ですから、一度取り組んで終わりになるものではないことを理解しておきましょう。
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