25年卒 ルール上の本格稼働

今日から、多くの企業が25年卒予定の学生を対象にした採用情報の公表を始めて、25年卒の就職活動が本格稼働となります。

25年卒の学生を対象にした調査では、既に23.9%の内定率(2月1日時点)が発表されています。この数字は今の選考スケジュールになった平成28年以降で最も高い水準です。就活の早期化が進んでいることが伺えます。一方で、インターンシップ経由からの早期選考で、面接が通らないといった声も少なくないようです。「インターンシップが上手くいったら本選考は大丈夫」と安易な姿勢で構えていると厳しい現実が待っています。

学生が就活を懸命に取り組むのと同様に、企業側も採用には総力戦で優秀な人材確保に臨んでいるのです。

就活についてはさまざまな戦略が紹介されています。どれが良くてどれが良くないといったジャッジはあなた自身でおこなうことですが、一つだけアドバイスをするならば、「持ち駒」を安易に増やすことは避けるべきです。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」は遠い昔の戦術で、令和の時代の闘い方ではありません。

以前も書きましたが、多数の企業にエントリーが、それどれの準備が途中半端の状態で面接や本選考に臨んでしまうことになり、結局1社からも内定を獲得することができなかった、ということが実際に先輩の経験の中にはあり、その経験から賢く学ぶことが大切です。逆に、準備がどれだけできていたとしても、それだけで内定を出してくれる企業はないでしょう。

ビジネスではプロセスも成果も重要です。また、その土台となるあなたの思考パターンや癖、価値観、人格も重視される項目です。

新卒の採用は、社会の経済状況や世相を反映しやすいこともあります。特に平成の晩年年辺りから新卒の就活は大きく変化してきました。25年卒が対象となるインターンシップ等のルールが変わり、25年卒就活は新たな変化の年と捉えることも大切なことです。そうすることで、視点をずらしたり別の視点で使ったりしてモノゴトを把握することができるようになります。

また、活動を進めるなかで、内定を獲得しているか、いないかで、活動の内容が大きく異なってきます。内定を得た学生は、内定先企業を軸に同等かそれ以上の企業に絞って活動を進めていくことができるようになります。一方で、内定が未獲得の場合は、現状の持ち駒をしっかりチェックして、間引くものと増やすものを精査する必要があります。また、1つの業界へのこだわりを緩めて、周辺業界を再検討し、2~3業界に広げてみることを検討するといいでしょう。

活動を進めていくと、ゴールは内定を獲得することへ捉われてしまいますので、要注意です。aoLabでは就活のゴールは、あなたが納得して就活を終えることだと考えています。一歩一歩、自分の力で前進して参りましょう。応援しています。

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