26年・27年卒 前準備はいつから

最近とくに3月、4月になると大学2、3年生になる学生から「就活前準備はいつ事から始めるのがベストか?」といった内容の質問です。実はこの手の質問は、本人の状況がわからないと役に立つような応対ができないのです。そこでこつらから状況を理解するためにいくつか話を伺い応えるようにしています。

特に25年卒の就活状況を観て、早期化する就活に漠然と不安を感じていたり、将来の自分についてこれまで深く考えたこともなく自分が何をしたいかと問われてもわからない、といった話しを聞くことがあります。あるいは、就活のイメージはある程度できるが、何をどのようにどの程度の質で準備しておくことが求められるのかを知りたい学生も少なくないように感じています。

就活準備についてのaoLabとしての見解は、「The sooner the better(早ければ早いほどよい)」です。

特に、自己分析は自己理解の深さが問われますし、第一志望群の企業では企業理解の深さに加えて広さも問われます。その上で、自分のマッチ度がいかに高いのかを示さなければいけません。

また、就活における自分の軸が明確になっていることも重要です。そのベースとなる人生観・仕事観・人間観といった自身の価値観を深耕し言語化することも重要です。

実際に志望企業を決める企業選択のノウハウを知っておくことも大切です。また、自己PRやガクチカ、志望動機、強み(弱み)などESや面接の準備といって活動開始後に求められる文章やプレゼンの下準備も大切なものです。

個人的には2年生のGWを過ごした後頃には就活前準備を始めることが望ましいと考えています。言葉が過ぎますが、就活を一過性のイベント的な捉え方をしていると、「そんなに早くから」と思う学生もおられると思います。ですが、人生100年時代となり特にZ世代の皆さんがこれから先70歳くらいまでは何らかの形で働くようになるといわれている時代です。企業の寿命よりも個人が働く時間の方が圧倒的に長くなった昨今、学生時代にどのようなキャリアデザインをしたかで、自分のキャリアの土台を形成する20代の明暗がはっきり分かれることにつながると思うのです。

若いうちはあまり考えることがないかもしれませんが、私たちの人生は二度とないのです。さらにリハーサルもなく、今日只今本番中がずっと続いているのです。学生生活を終えて社会に出るまでの時間も、入学したころはずいぶん長い時間のように感じていた方もおられたでしょうが、いざ卒業年次の迎えた4年生は時間の速さを実感されているのかも知れません。

Time is Money. 時は金なりといいますが、本質的にはTime is Life. 時間は命そのものだとおもうのです。二度とない人生をどのように生きたいのか、どんな自分でありたいのか、といったことを100%鮮明にすることはできなくても、どの方向に向かって歩みを進めたいのか、将来どんなことを成し遂げたいと考えているのかくらいは、しっかり言語化しておくことが大切なのです。

これから就活前準備に着手する大学2、3年生を対象にしたラーニングカフェを6月予定(詳細は後日ご案内)しています。26、27年卒業予定の皆さんのご参加をお待ちしております。

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