24年卒 10月までに選考開始が73%

某就職サイト掲載企業を対象に行われた採用に関する調査が結果を見ると、第7波と言われている感染症拡大に伴い24年卒採用活動への影響が懸念される中で、多くの企業が通年採用で臨んでいる実態が伺えます。

24卒選考開始時期

23卒の内定率は6月時点で76.9%となっていて、22卒の結果と比べ5.1pt上回っていて、例年に比べ高い状態になっています。

今回の調査の結果では「すでに24卒の選考を受け付けている」(23.3%)となっていて、例年よりも多くの企業が先行を開始している様子が伺えます。また、10月までに選考を開始する企業は全体の約73%となり、就活情報解禁日の3月1日に拘らずに通年採用化が進んでいることが伺えます。

内定を出すタイミング

企業に内定を出すタイミングを尋ねたところ最も多くの回答を得たのが、「いいひとがいればいつでも」(62.3%)、2位:「年根井に内定を出し始める」(86.7%)となっていました。

24卒の選考は6月時点で23%の企業が選考を開始していて、10月までには73%の企業が開始する予定であることがわかりました。学生側・企業側双方の認識として通年化が定着する傾向に向かっているように思われます。

選考時に重視するもの

企業の多くは選考段階で学生の「人柄(熱量)」を最も重視していることが伺えます。学生の選考時点における経験やスキル以上に、熱量・地頭・職種のマッチ度合・働く目的・伸びしろなど、個人のポテンシャルを見ていることが伺えます。

この結果からも、自身の強みを理解して、その強みを活かせる職能を探し出し、就活に臨むことが大事であることがわかります。

今回の調査結果だけで、断定した結論を出すことはできませんが、VUCA時代の中で続くコロナ禍や人材不足などHR周辺の状況を踏まえて考えると、多くの企業の本音として、いい人材との出会いがあれば、ぜひ自社に来て欲しい!と考えるのは当然とも言えます。

就活/採用活動の早期化という言葉だけが先行しているようにも感じます。もちろん学生の皆さんには、学業第一で学生時代を謳歌していただきたいと思っておりますが、早期化と揶揄されるその背景と事情を深く考えた上で、学生も企業も自身・自社の活動を善きものへと強化されることを望みます。

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