4月に入学したある大学の291名を対象に行われたアンケート結果によると、83.3%の学生が就活に対して不安を感じていると回答していたことが分かりました。
Q:就職活動について不安だと思う理由を教えてください
- 1位:内定を獲得できるか心配だから63.4%
- 2位:自分に合った企業から内定を獲得できるか心配だから56.6%
- 3位:やりたい仕事が分からないから48.0%
Q:これから就職活動に向けて、頑張ろうと思っていることは何ですか?
- 1位:自己分析68.6%
- 2位:短期インターンへの応募・参加65.7%
- 3位:長期インターンへの応募・参加53.7%
Q:インターンは何を基準に選びますか?
- 1位:業界を知るため69.7%
- 2位:スキルをつけるため61.3%
- 3位:社会人とコミュニケーションを取るため51.8%
自己理解を深め自分に合った仕事・企業を探し、内定を得ることができる力(スキル)をつけたいと考えている新入生が多いことが、インターンへの応募・参加を考えている数字からも伺えます。
因みにこのアンケートでは「2年生までに就職活動を開始する」と回答した学生が54.5%だったとのことです。就活が早期化しているというよりも、しっかり自分のキャリアデザインを考えた上で自分にフィットした企業に就職したい、そのために必要な行動はしっかりやろう、といった考えを持っていると思われます。
そんな自分の未来をしっかり見つめようとしている学生に紹介したい、尊敬する伊與田先生の言葉を紹介します。論語精神の普及に努められた伊與田覺先生が残された教えには勇気づけられる言葉がたくさんあります。なかでも、これこそ実学を通して実力を身につける方法と考えているのが次の言葉です。
自分の目で見て自分の口より発し、自分の耳で聞く素読は、
伊與田覺
自分の皮膚からも吸収して止まず、
それを続けていると自然と風韻を発するような人格になれる
元は「論語」の学びについて語られた言葉ですが、何かを志して学ぶすべての人に向けたエールではないかと受け止めています。
自分の躰を使って実体験からの学びは、カラカラに乾いたスポンジが水を吸収するように体得してこそ、未来の自分の宝となる贈り物となり、自己投資の本質だと思います。
体験→体感→体得のスタイルを就活に活用してみてはいかがでしょうか。