就活生にとっては、それまでに体験したことがないほどの緊張をするのが面接だと思います。個人差はあるものの面接で緊張しない人はいないと考えた方がいいでしょう。
面接で緊張しない〇〇、みたいな情報もたくさんあります。参考程度にそういった情報にも触れておくのは良いとして、最も大事なことは、「やるべきことはやった!」と言い切れるように自分を整えておくことです。
やるべきことがわからないという学生はおられないと思いますが、就活で成果をつかむためにしなければいけないことは、4つです。
- 自分を知る(Self-awareness)
→自己分析(過去、現在、未来を描く+強み弱みの把握)で軸を持つ - 人間性と能力を高める
→選ばれるために自分の価値を高める - 自分を伝える(大人のコミュニケーション力)
→採用すべき価値があることを伝え理解を得る - 会社研究と会社選択
じつは、この4つを徹底してやり切ったとしても、緊張するものです。人間の特性ゆえ緊張するのは当たり前として、想定内にしておくことが大切です。
順調に選考が進むなかで、面接当日を迎えます。おそらく何度かは面接対策も取り組んだでしょう。そしてあなたは「やるべきことはやった!」と言い切れる状態であっても、先人の教えを忘れてはいけません。
「油断大敵」です。
人事がしっかり整っている会社ほど、ノックの仕方ひとつで第一印象が変わることを知っているでしょうか。入室する前から、面接における評価作業は始まっているのです。就活あるあるやビジネスマナーでは「ノックをする前から勝負は決まっている!」と言われています。
面接会場入り直前チェック項目
- 背筋を伸ばし、顔を上げる
- 自信に満ちた気分で、自信に満ちた表情をつくる
- ドアの向こうにいる面接官を透視するイメージで、心を通わす
- ハツラツとしたノックを3回
- 切れ味鋭く「しつれいしますっ」発声後1秒の間をおいて、素早くドアを開ける
背筋を伸ばし、顔を挙げ、目線を前に向けるだけで、自然に気分も変わってくるものです。面接対策ではロープレの場数を積むことです。むしろ心地よい緊張感を持って受け答えができるようにもなるものです。
最近の面接官の主流は、いかに学生を緊張させないか、緊張していればそれを解きほぐすことで、その人の持つ個性や資質・能力を引き出して見極めようという姿勢です。なので、不安や心配は不要です。なかなかリラックスまではいかなくても、緊張感がほどよくあなたをコントロールしてくれるくらいにロープレはしっかり積んでおきましょう。aoLabではご要望に応じて、キャリアコンサルタントが面接官役になり面接対策の支援を承っております。勿論プロから直接フィードバックを得られる絶好の機会でもあります。ぜひご検討ください。