今週末から4月となりまる。いよいよ入社式を迎える23年卒の皆さんおめでとうございます。弊社は1日に入社式を行いその後直ぐに新入社員研修が実施されます。
コロナ禍で規模の大小にかかわらず多くの企業で働き方が変わりました。人材教育訓練も例外ではなく、実施方法やプログラム構成まで大きく変化が起こりました。新入社員研修についても一時はすべてをオンラインに切り替えた企業もあったようですが、今年は集合型形態で実施を予定されている企業がずいぶん増えているようです。
近年は若手世代のキャリア多様化し、転職も当たり前になっている現代において、就社意識が低い新入社員のエンゲージメント向上をどのように行うべきか、という課題を抱えながら奮闘される人事担当者が少なくないようです。
入社式後に実施される新入社員研修のテーマに「自社への定着、早期離職を防ぐこと」が上位に掲げられるほどです。一方で、新入社員には当社で成長し活躍してもらい「仕事も生活も充実した人生」を歩む第一歩として大切な学びを提供することを研修テーマに掲げられる企業もあります。
入社後は職業人として、早期に戦力化を求められるのは当然ですが、大切なことは、マシーンのように成果を生み出す機械的な成長ではなく、人間力が滲み出るプロの職業人を目指して欲しいと思うのです。
我が国のビジネス界におけるDX化については、これからが一層激しく変化が現れる環境にあります。特に若手世代へのDXの基礎や情報セキュリティといったリテラシーの向上も求められるでしょう。さらに、職業人としてのプロ化を目指すのであれば、自己認知力・セルフマネジメントスキルは一定以上の高さが必要となりますし、良好な人間関係構築力も必須となるものです。
JOB型採用が一般化したいまは、新人であれ、ベテランであれ、個人が持つ能力やスキルに一定以上の専門性が問われると捉えて、自身で成長課題を持ちながら学習を積み上げていくことが、当りまえの努力となっていくのではないか、とも思います。
生きてる間は一生勉強などと言われますが、有限である時間を生きている私たちは、目的をしっかり持ち自己成長、自己実現に意識をしっかり向けて行動することが大切ではないかと考えますし、新入社員の皆さんには、是非そういった習慣を早く身につけられることをお勧めします。