25年卒 採用進捗

ジェイクから「25卒採用活動に関するアンケート」調査結果(有効回答100件(社員数300名以下:65件、社員数301~1000名:26件、社員数1000名以上:9件))を見ると、25年卒採用の進捗状況について、「計画よりうまく進んでいない」が38.0%、「まだわからない」が34.0%でした。一方で、「計画通りに進行している」が27.0%、「計画より順調に進行している」が1.0%となっていました。

5月までの学生の内々定獲得状況とは異なり、採用活動については苦戦をしている状況が伺えます。

現状での課題については、「母集団形成」55.0%、「自社に合う学生の接触/応募が少ない」が47.0%、「採用部門の人手不足」23.0%が上位3位となっていました。

25年卒採用に向けて、新たに始めようと考えている施策があるか尋ねたところ、以下のコメントが寄せられていました。

母集団形成や、応募者数の格の日つながる施策

  • 学生の就活時期にばらつきがあるため、採用選考時期を複数回設ける
  • 理系学生の確保に向けて、専門サイトの活用
  • 新たな流入経路の開拓
  • 海外学卒者の採用
  • 学校訪問
  • 大学就職支援室、キャリアセンターとの接触
  • 採用試験の前倒し実施
  • 第二新卒や中途採用活動の見直し

選考応募者の質向上につながる施策

  • エージェントの活用によるミスマッチの抑制
  • 質の高い学生が集まりそうなサービスの利用

志望度向上や、選考、内定辞退防止につながる施策

  • 応募者と若手社員との面談時間を増やす
  • 会社見学の実施
  • 社内で行う対面式説明会の開催
  • リクルーター研修の実施
  • 内定者へのフォローアップ

自社の魅力度向上につながる施策

  • 初任給の見直し
  • 年間休日数の見直し
  • 働きやすい環境を提供するための職場改善
  • 採用ブランディングの実施
  • 魅力的な会社説明会資料の改善
  • 採用HPの更新、変更

その他

  • SNSツールの活用
  • 外国籍社員の採用チームへの登用

採用計画に対し進捗がうまく進んでいない企業担当者の心労が伺えます。労働者人口が減少するなかで、将来自社で活躍する人材を採用し育成する業務は、これまでになく厳しい時代を迎えています。

先週末、周りが内々定を獲得しているなかで自分だけが未獲得だ、という学生の話を伺いました。その際にもお伝えしたのですが、少し視野を広げ就活/採用市場の情報を集めることで客観的に捉えると、6月初旬で内々定がないことを深刻に考え過ぎる必要はないことがわかります。それよりも、自身の就活をしっかりリフレクションを行い、課題を解決することが必要だと思われる学生がこの時期少なくないように感じています。

周りと自分を比べるよりも、自身の活動の中で改善、修正を施した方がいい点を抽出して、それを実行してみることが大切です。また、そういうことを就活でもしっかり実践していることを自己PRなどできちんと伝えられることで、面接官や選考官に好印象を与えることもできるものです。

仮に3人の友人が3人とも複数社から内定を獲得していたとしても、就職する会社は1社だということを忘れてはいけません。6月末までは自身の軸を基にした活動を全力で進むことが大切だと思います。現時点で内々定がなくて、不安や恐れを抱えているのであれば、まずはリフレクションを面倒がらずにちゃんとやってみましょう。ここから実力を充分に発揮するためにも自分と向き合ってみて下さい。

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