採用側の課題

「20222年卒就職活動TOPIC」(就職みらい研究所)の調査結果をみると、就活生に対して、採用する企業側が整えるべき課題が見えてきた。

入社に際して不安に感じていることがあるかの問いには、民間企業への就職確定者の約6割が「ある」と回答していました。また、就職確定先に相談できる人がいるかについては、4割が「いない」と回答していました。

不安に感じていることの有無については、就職先に相談できる人がいない学生の方が、不安に感じていることがあると回答した割合が15ポイント高かったとのことです。

2022年卒就職活動TOPICより

就職先に対する認識をみると、

  • 確定している就職先のことを理解できている
  • 確定している就職先は自分のことを理解してくれていると感じる
  • もう一度就職活動をするとしても、今の就職予定先と同じ企業に就職したい
  • 現在確定している針路に納得している

といった各項目において「あてはまる」や「非常にそう思う」と感じている学生が相談できる人がいる学生に多かったことも明らかになった。

新卒者を採用する企業側としては、選考から内定承諾後も含めた入社日までの期間において、学生に対して心理的安全性が感じられ、なんでも相談できる環境と機会を整えることで、自社の未来の人財と相互理解を深めることができるのではないかと思います。一方、学生自身も自らの就活に納得感を持って終えることができ、社会人としての一歩を踏み出せるのではないかと思われます。

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