24年卒学生を対象にした「インターンシップ等の参加状況や参加後の意識など」調査結果によると、3月時点でインターンシップ等に参加した学生は9割超えの93.6%でした。
参加時期については、卒業年次の前年の8月が最も多く63.1%で、続いて9月が51.2%となっていました。参加の応募をした時期は卒業年次前年の6月最も多い25.0%の結果でした。
25年卒の皆さんも同じような流れで、GW明けから6月にかけて情報収集、参加応募が進むのではないかと思われます。
24年卒学生の応募したきっかけでは「業種理解を深めたいと考えたから」が78.5%で最も高い回答でした。他には「採用選考に有利に働くと考えたから」が前年よりも大きく増加していました。
ただ、23年卒の企業の採用実績データからは「採用数における自社インターンシップ等の参加者の割合は27.0%にとどまっていて、インターンシップ等に参加しなければ内定獲得が厳しい、と言い切れるものではないことも分かります。
25年卒からはインターンシップ等のルールが新しくなったため、インターンシップ参加者から内々定にあたる企業側からのアプローチが多少増えることが考えられますが、単に参加しただけでは欲しい結果を得ることはできないでしょう。
インターンシップ等への参加を県とされる際には、最初にその目的をめいかくにしておくことが大切です。例えば、自分らしさを活かせる仕事は何か、自分が働くということについての仕事観、一度限りの人生をどうしたいか、などを深考されることが大切ではないかと思います。
自身の状況や目的に合ったインターンシップ等を活用して、あなたのファーストキャリアについて考察を深める体験学習と捉え、意欲的に参加されることをお勧めします。