24年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査7月

マイナビから発表された調査結果を見ると、7月末時点でインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことのある学生は前年より9.5pt増の53.9%でした。

7月単月においても前年比9.2pt増の43.3%となっていて、24年卒学生は前年以上に積極的にインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加している様子が伺えます。

インターンシップ・ワンデー仕事体験に参加して得られたと思うことについては「特定の企業のことをよく知ることができた」が58.3%で最多でした。次いで「視野を広げられた」が55.8%で、この2つが半数を超えていました。

インターンシップ参加が「志望企業の絞り込み」と「志望対象の拡大」に役立っていることが伺えます。さらに「他大学の学生と交流するなかで自分を客観視することができた」、「社会人を疑似体験できた」などの意見が挙がっていました。

現在どれくらい就活準備ができているのかについての自己採点では、「20~40点(あまりできていない)」が最も多く40.8%でした。全体的には全店と同様の傾向に見られますが、平均点は前年比5.4点増の36.1点で準備レベルは向上していることが伺えます。

就職活動に関する今後の方向性については、「就職活動の方向性は検討中」が最多で62.9%(前年比1.2pt減)、一方で「就職活どの方向性が固まっている」が34.5%(前年比1.8pt増)と前年よりも微増していました。就職活動について考えが固まってきた学生の割合が前年に比べわずかに増加していることがわかりました。

7月末時点で半数以上の学生がインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加していることからも夏季インターンシップの定着が伺えます。早い段階から自身の将来像やキャリア観を考察して、キャリア戦略を基に就活に臨んでいる学生が24年卒学生は若干増えているように感じます。

インターンシップ・ワンデー仕事体験は企業側も自社の特徴を活かした独自のプログラムが豊富です。今後も積極的に活用することをお勧めします。並行して、自己理解を深め自分に適応する職能を把握することをこの時期にしっかりと行うことが、あなた自身が納得して就活を終えることに繋がります。今ここでやれることをちゃんと行動に移すことができることも社会人としての大切な能力の一つです。

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