今回は学情から発表された26年卒を対象に実施された「就職活動準備」について触れます。
aoLabでも頻繁に取り上げているインターンシップについての志向傾向がはっきりと現れた結果となっていました。
選考につながるインターンシップがあれば、参加したいですか? の質問に対しては9割超の学生が「はい」と回答していました。そして、次のような学生の声が紹介されていました。
- インターンシップに参加し、具体的に仕事をイメージできた企業の選考に参加したい
- 3年生のうちに内定を得たい
- インターンシップは就職活動を有利に進めるために参加するので、選考に直結すると嬉しい
当事者である学生の意識としては、インターンシップはキャリア形成の一環としてよりも、就職活動の一つとして定着している感が強いことが伺えます。
インターンシップや就活準備に関する情報収集を始めた時期については、「1、2年生」から情報集をしている学生が4人に1人の割合でした。一方、最も多かった回答は「3年生」74.7%となっていました。
就職活動を終えたい時期については、「25年のGWまで」が20.0%で最多でした。そして「24年12月末まで」が4.2%、「25年2月末まで」が3.7%、「25年3月末まで」が16.1%と続いていました。ここでも4人に1人は、3年生のうちに就活を終えたいと考えていることがわかりました。学生からは次のような声が紹介されていました。
- 2年生のときから就活準備をしているので、3年生のうちに内定を得たい
- 3年生のうちに就活を終え、4年生は卒論や社会人になるための準備に時間を使いたい
- 希望する業界・企業の選考が早いので、3年生のうちに就活を終えるイメージをしている
- インターンシップに参加した企業の中から選考に参加する企業を決め、早期選考で内定を得たい
今回の結果を見て最初に思ったことは、「就職活動のゴール」を内定獲得と考えている学生がチラホラ見えたことです。もちろん最終的には就職先を決定するための活動ではあるのですが、事前準備で取り組む自己分析・自己理解を深化させていただきたいのです。aoLabでは、就活のゴールを「あなた自身が納得して活動を終える」ことが最も重要であることをお伝えしています。26年卒の皆さんには、その意図するところを考えてみていただきたいものです。