26年卒となる大学3年生、大学院1年生のキャリア形成支援プログラムへの申し込みが6月1日に解禁となります。夏季インターンシップとも言われていて、大学の夏休み期間に合わせて実施する企業が多くあります。
近年では一般的な就活スケジュールとして3年生の6月1日をスタートとしているようです。それから年が明けた4年生なる年の3月1日が「広報解禁日」となり、企業説明会等に参加することができるようになります。この日から企業では採用情報を公開し、ES(エントリーシート)の受付を始めることになります。
そして4年生の6月1日から選考開始となり、正式に企業から内定を出せるようになります。ですからその前に獲得するものを内々定と言っているのです。その後手続きなどを済ませ、10月1日に内定式を迎えます。
前述したとおり一般的な話しで、実際のところ企業の採用活動は早期化していますので、情報収集は抜かりなくアンテナを立てることが大切になります。
昨年から、インターンシップで得た学生の情報を企業が採用広報活動や専攻に使用できるようにルールが改正になったことで、夏季インターンシップに参加することを選考の条件にしている企業も現れていますので、特に大手企業や人気の高い企業を志望する学生は2年生秋頃から用意周到に事前準備をすることが珍しくないようになってきました。
政府が求めているスケジュールでは採用選考開始を6月からとされていますが、ある調査では、25年卒の5月1日時点の就職内定率は既に7割を超えていました。ここでも企業の採用早期化がよくわかるかと思います。それもこの早期化については、大企業や人気企業に限ったものではなく、地方の中小企業においても同様な傾向であると言えますので、26年卒のみなさんはよくよく理解されて自身のスケジュールを立てることが大切になります。
6月まではまだ少しだけ時間がありますので、いまは、どんな企業がインターンシップを実施するのかを調べてみて、気になる企業や興味のあるプログラムがあったらリスト化しておくといいでしょう。最近ではサイト内でリストを管理できるものがあって便利にあっているものが増えています。そうしてリスト化した中から実際にインターンシップやオープン・カンパニーに参加したいプログラムへエントリーするのです。
エントリーすると学生側の情報が企業に開示され、選考の日程についてなど、その会社のインターンシップや企業の紹介などの情報が届くようになります。
今は多くの就活情報サイトからエントリーすることができる企業が増えています。直接企業のサイトから行うこともありますので、事前に調べておくことが必要となります。
「気になるプログラムを全部エントリーしてもいいのか」といった質問を受けることがあります。もちろんOKです。(キャリア形成支援プログラムへのエントリーは、選考の応募とは異なります)
インターンシップ等へのエントリーについて、もう一つ知っておきたいことは、企業によっては選考情報が来ない可能性がありますので、エントリーは積極的に行った方がいいでしょう。
さて、インターンシップ応募先の決めからたですが、既に志望企業が明確に定まっている人は別として、なるべく複数の業種を体験されることをお勧めします。中には「こんな仕事もあるのか」と思うような出会いもあります。どうしても日常生活でよく見聞きする企業にばかり目が留まりがちになるものですが、製造・非製造、B to B・B to C など、興味関心があるなかからバランスよく選ぶことをお勧めします。