25年卒 選考企業者数

3月から本格稼働が始まる25年卒就活を目前となりました。当事者である25年卒予定の大学生大学院生を対象に「プレエントリー・選考参加」についてアンケート(n=348)を実施した学情から集計結果が発表されました。

まず、就活でプレエントリーしたい企業数を尋ねたところ、「1~5社」19.3%、「6~10社」27.6%、「11~20社」28.7%という結果でした。10社以下と回答した学生が約半数となっていました。

学生からは以下のような声が寄せられていました。

  • プレエントリーする企業には、真剣に向き合いたい
  • 企業理解を深めたうえで選考に参加したいので、増やしすぎないようにしたい
  • 選考に合格したら入社したいと思う企業に絞ってプレエントリーしている
  • 多くプレエントリーしすぎると、1社あたりの準備が手薄になってしまいそうだが、興味のある企業には積極的にプレエントリーしたい

次に、就活でセミナーに参加したい企業数を尋ねたところ、「1~5社」18.1%、「6~10社」25.3%、「11~20社」26.7%という結果で、「11~20社」が最多となっていました。

学生からは以下のような声が寄せられていました。

  • 複数の企業に直接訪問し、自分に合う企業を見つけたい
  • 直接訪問し、社風がマッチするかを知りたい
  • 社員との座談会など、社会人と交流できるセミナーに参加したい

最後に、就活で選考に参加したい企業数を尋ねたところ、「1~5社」21.0%、「6~10社」34.8%、「11~20社」25.3%という結果で、10社以下と回答した学生が半数以上となっていました。

学生からは以下のような声が寄せられていました。

  • 1社1社、丁寧に選考に参加したい
  • インターンシップに参加した企業を中心に、すでに選考を受けている
  • すでに内々定を得ているので、志望度の高い企業に絞って選考に参加する予定

今回の結果をみると、近年よりも若干ですが選考に参加する企業を抑えている傾向が見られました。学生のコメントにもありましたが、多数の企業の選考に参加すると1社あたりの準備が手薄となり、選考を受けたすべての企業からお祈りメールが届くような事態を避けたいという思いが伺えました。就職の本質を考えると、「数撃てば当たる」的に狙いを定めずに、むやみに行動を起こすことは、エジソンが電球を発明するまでに重ねた失敗とは全く性質が異なるものではないかと思うのですがいかがでしょう。

人生のすべてとは言いませんが、特に最初に務めた職業は、その人の人格形成や人生にそれなりの影響を与えるものです。25年卒就活生の皆さん、ご一考ください。

関連記事一覧

TOP
TOP