25年卒の多くは、もうすぐ内定式を迎えることになります。なかには自身の就活を振り返り総括を済ませた人もおられるでしょう。今回は、学情から発表された25年卒の「プレエントリー・選考参加」を調査結果から、26年・27年卒業予定の皆さんが学びたい情報にフォーカスしたいと思います。
結果を見ると近年と大きな違いがなかったように受け止めましたが、プレエントリーと選考参加に10社近くの差異がある学生がいたように感じました。時間的制約などが背景にあったのだと思われます。ただ、就活を自身のキャリア形成の一部であることをもう少し強く受け止め、プレエントリー前にさらに絞り込んだ選択することでさらに本質的な活動ができると思います。26年、27年卒業予定の皆さんはこういう点を見逃さずに事前準備をされることをお勧めします。これも一つの時短かと考えます。そのような視点で考えますと、2年生後期辺りを目安に着手して、じっくり時間を費やしながら着々と自身のキャリアを深考することがベストと考えます。
まず、プレエントリーした社数については、「11~20社」が22.1%で最多でした。次いで「6~10社」17.2%、「21~30社」13.6%と続いていました。「10社以下」と回答した学生は4割近い結果となっていました。

自身のプレエントリー社数については、「十分だったと思う」が64.3%と6割超の学生は答えていました。一方「少なかったと思う」は15.6%でした。

選考参加社数については、最多が「6~10社」26.3%でした。次いで「3~5社」22.1%と続いていました。選考参加者数が「10社以下」と回答した学生は合わせて6割となっていました。

自身の選考参加社数について、「十分だったと思う」は61.7%でした。一方で「少なかったと思う」が2割を超えていました。5人に1人の学生が選考参加者数は充分ではなかったと考えていたことが明らかになりました。

就活を進める上で重要になるのは、具体的にどの企業をターゲットにするかです。これは、大学の受験とは全く異なるプロセスを踏むことになります。言ってみれば生まれて初めてすることです。
選択と意思決定が重要なことは20歳にもなれば、分かっていることと考えるものです。でも、なぜ重要なのか、具体的に言語化してみてと言われたら、あなたは答えることができるでしょうか。
なんとなく、感覚的に重要と思っていたことを、改めて自分事と捉えて考えてみることが大切だとおもうのです。周囲や多くの情報に惑わされるのでも流されるのでもなく、「自分にとってはコレソレの点から重要だと思う」といったコレソレにあたる部分は人によって多様なのです。あなた自身にとってのコレソレをしっかり言語化できるということは、つまり、志望先が明確にする手掛かりとなるはずです。そうすると、第一志望群はしっかりせんたくできるのではないかと思います。
もしもまだ、この辺りに少し不安を持っておられるとしたら、10月に実施します26・27年卒業予定の学生を対象にした無料キャリア相談「WEBキャリ・就職の想い相談会」 へのご参加をお勧めします。