同世代の視点を知っとこ

先日発表された学情が調査した結果では、新卒での就活時と比べて、企業を選ぶ視点などに「変化があった」と回答した20代は79.8%と、約8割になっていました。

26年卒の皆さんのなかにはすでに第一志望群を決めた人もおられるかも知れません。また、これから選択する方もおられるでしょう。同世代が就活後の企業を選ぶ視点を知ることで、これから本格的に活動を進める前に、貴重な情報になるかも知れないと思いシェアします。

新卒時の就活と比べて、重視するようになったことの1位は「仕事内容」(職歴2年以上48.1%、職歴3年未満50.0%、職歴なし47.6%)でした。

2位については、職歴の有無によって回答が分かれました。職歴のある20代は「自分自身の今後のキャリアビジョン」(職歴3年以上40.7%、職歴3年未満42.9%)でした。一方で即歴のない20代は「休日の取りやすさ・残業時間」(47.6%)となっていました。

職歴がある20代の回答結果をみると、職歴3年以上(ヤングキャリア)で4位となった「年収や昇給・昇格ペース」31.5%は、職歴3年未満(第二新卒)よりも4.7pt高くなっていました。職歴3年未満で6位の「企業文化・社風」21.4%は、職歴3年以上よりも11.2pt高い結果となっていました。この辺りが社会人としての経験差が現れていると思います。「年収や昇給・昇格のペース」は、本人だけの努力だけではなく組織の状況や環境によって変化が生じるものです。また、組織カルチャーについても、経験を積み少し実力が認められるようになると新人の頃には従う立場から、自ら発言と行動をして文化・社風を改善する側に立つ人へ成長する人もおられますので、重視する度合いに変化が生じても不思議ではありません。

第二新卒とヤングキャリアは、転職の意向がある若手層を指す言葉ですが、その対象となる年齢や職歴の範囲が異なります。第二新卒とは、新卒入社後に1~3年以内に離職して転職活動を行う人を指します。新卒入社をせずに卒業後2~3年経過してから就職活動をする場合も第二新卒に含まれます。明確な定義はなく、企業によって判断が異なるのが現状です。

これから就活を進めていく26年卒のみなさんには、ぜひこうした同世代の意見を参考に、企業を選択する際には自分にとってより善い結果を導き出せるように、いま一度、自身の選択基準の本質を考えてみることをお勧めします。

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