凹んでいる就活生へ

国際コミュニオン学会名誉会長の鈴木秀子さんは文学博士でもあります。現在鈴木さんは、月刊「致知」に連載を持たれています。国内外の文学作品に秘められた人生や仕事の知恵を説かれていて、気づきと学びにあふれています。

悪いと知りつつも周りの目を気にして、

一緒にもつれあいながら誰かの悪口を言うような

愚に染まらないだけの強さが人間には必要です。

直近号では、芥川龍之介の短編小説【芋粥】を取り上げておられました。人間が持つ愚かさや弱さをテーマとした作品です。

いま、未内定にある25年卒のなかには、心がマイナスに支配されそうになっている学生もおられるかも知れません。そんな境遇にある時の対処法を学ぶことができる言葉です。

鈴木さんは、「名作を通して人生の苦悩に向き合っていくと、その力がこちらに向かって押し返してくる。そこにいろいろな気づきや発見がある。

こういう体験は文学でしか得ることはできません。文学は人間のなかに潜んでいる邪悪なものを洗いざらい私たちに見せてくれます。

間違って悪に傾きかねない心を人間誰もが持っている。

どれをどう乗り越えて人間らしく生きていくかという世界に文学は誘ってくれ住んですね」と、いかにも鈴木さんらしいく語っています。

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