マイナビから「25年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」が発表されました。
オープン・カンパニーやキャリア教育を含むキャリア形成支援活動について月毎の参加状況を見ると、就業体験を含むプログラムへの参加が徐々に増えていることがわかります。
25年卒では「インターンシップ」という呼称を使うためには「5日以上」などの実施要件があり、期間が、「5日以上(1週間程度)」の就業体験のあるプログラムに注目してみると、全体としての割合は多くないものの、8月で11.1%、9月で15.4%となり、夏季休み中の参加が増えていたことがわかりました。
インターンシップ・仕事体験への参加時に他の学生と交流して感じたことを聞くと、「他の学生が優秀に見えて、焦りを感じた」が最多で55.8%、次いで、「他の学生の姿を見て自分もやる気が出た」53.1%、「普段の生活では会えないタイプの人と知り合えて新鮮だった」39.8%となっていました。参加することで、自身のキャリア感や職業観にポジティブな刺激を受けた様子が伺えました。インターンシップ等の本来の目的に沿った体験ができている様子が伺えます。一方で、排他的な意見もあったことにも留意しておきたい。
インターンシップに参加した学生の情報を採用選考に利用するプログラムに参加したいと思うかを聞いたところ、「すぐにでも参加したい」が最多で42.9%でした。6月の調査よりも6.6pt高くなっていました。これは、夏季休み中に参加した半日・1日の就業体験があるプログラムやキャリア教育型、オープン・カンパニー型の体験が良かったので、次は5日以上の採用選考に情報が活用されるプログラムへの参加意欲が高まっているのではないかと推測されます。
今回の調査結果では、行動を起こすとそれに伴い、人脈が広がったり、普段の優ウジン関係にはない学生との交流の機会が得られたり、そこから刺激を受けたりすることができることが体験学習された学生が多くいたことが伺えました。
近年の就活におけるインターンシップ等は非常に大きなイベントとして扱われていますが、視野と視座を変えると、人生経験としても学生生活でしか体験できない機会でもあることを理解され、チャンスがあれば積極的に参加されることをお勧めします。