23年卒 6月までの就活費用

マイナビから23年卒学生就職モニター調査6月の活動状況が公表を見ると、3月から6月までの就活にかかった費用は33,651円(前年比8,692円増)で、前年同月に比べて約1.3倍増となっていることがわかった。

就活にかかった費用の捻出方法は「アルバイト代・給料」が43.8%(前年比0.4pt増)と前年に引き続き最も高かった。また、「保護者から就活で使うためにもらったお金」が24.6%(前年比6.4pt増)と同化しており、昨年より増えた就活費用の一部を保護者が負担している状況が見えてきました。

就活の感触・就職観

就職活動を始めた時点と現時点を比較して、就活に対する感触を尋ねたところ「思ったよりも厳しい」が18.0%(前年比3.4pt減)で、前年より若干減少していた。「厳しい(思ったより+思った通り)」と感じている学生の割合は52.0%(前年比4.5pt減)で半数を超えていて、「楽(思ったより+思った通り)」の29.7%(前年比1.9pt増)を大きく上回る結果でした。

厳しいと感じる理由では「志望企業への応募者が多く競争率が高い」が45.9で最も高かった。一概には言えないが、人気企業への集中が現れているのではないかと思われます。

とことん自分自身と向き合い自己分析を行った結果として決めた志望企業が多くの学生が一致しているという現象ではないように思えるのは私だけだろうか。

自身の強みや特徴を活かせる職業や環境の選択に手抜きがあると、キャリアのスタートで負を自らつかみ取るような行動になることに気づいていただきたい。

就活に不安がある 26.7%

現時点で就活に不安があると回答した学生は26.7%で、前月より11.1pt減少し、前年同月比では2.2pt減でした。不安に思う要因で最も高かったのは「志望企業から内々手をもらえるかどうか」42.9%(前年同月比8.2pt減)でした。前年最も割合が高かった「面接でうまく話せるか(前年同月は51.4%)」は、「対面の面接でうまく話せるか」が37.8%、「WEB面接でうまく話せるか」が27.2%となって、面談での話す(伝える)ことへの不安を抱える学生は少なくないと伺えます。

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