25年卒 9割が始めている

25年卒予定の大学生205人を対象に就活活動に関する実態調査の結果がキャリアチケットから発表されました。

それによると、10月時点で約9割(90.7%)の学生が既に就活を始めていることが分かりました。そのうち、「内定を持っている(7.8%)」「内定承諾をしている(0.5%)」と回答した学生は約1割でした。25年卒においても早期化していることが伺えました。

就職したい企業の規模については、約7割の学生が「大企業(65.9%)」と回答していました。中小企業やベンチャー企業と回答した学生と比べると大企業志望に中注していることが見え、大企業以外の採用活動全般で厳しさが伺えました。

企業選びで重視するポイントについては、「業務・仕事内容(19.3%)」が最多で、「給与(15.8%)」「勤務地(12.8%)」と続いていました。

就職したい職種については、「企画・マーケティング職(26.3%)」がトップで、「営業職(20.5%)」が2位、「事務・管理職(16.1%)」と続いていました。一般的に「きつい」「辛そう」といったイメージを持たれやすい営業職が2位になっていることを踏まえると、ビジョンや企業理念よりも、職種・給与・勤務地といった実を重視している傾向が伺えました。

将来の転職を見込んで就活をしているか尋ねたところ、約4割が考慮していると回答をしていました。その理由として、「キャリア全体を考えるうえで、市場価値が上がる環境をファーストキャリアで選びたいから」「培ってきたスキルを活かしてより裁量を持てる環境へキャリアアップしていきたいから」といったスキルアップに関する理由が挙げられていました。

転職を考慮して就活をしている学生は、より今後のキャリアが広がる会社を1社目の就職先として考えていることがわかりました。

今回の調査では、25年卒の学生で約9割が就活を開始していることが明らかになりました。さらに約1割の学生が既に内定を得ていることもわかりました。25卒の学生は「業務・仕事内容」や「将来のキャリアの選択肢が広がるかどうか」を重視している学生が一定数存在する傾向が見えました。

都心部と地方では若干ではありますが、採用活動に違いがあります。その理由の多くは大企業と中小企業の違いともいえるのですが、23年卒辺りからは地方においても年始から動き出す企業が増えているように見受けられます。地元就職を志望されている25年卒の皆さん、いよいよスタートラインに立つ時が目の前にやってきましたね。頑張りましょう。

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