就活が苦しいとき

7月1日時点の25年卒内定率88.0%とリクルートから発表がありました。24年卒同時点を比べて4.8pt増となっていて、引き続き企業の採用意欲の高さが現れています。

このような情報を見聞きすると、落ち込んだりネガティブな気持ちになったりしている就活生も中にはおられるでしょう。そんな学生から過日の連休に相談を受け、いつもより少し長く話を聴かせてもらいました。

私たちにはそれぞれが不思議な因果みたいなものをまとっているように思っています。たとえば落ち込んでボソッと弱音を吐いたり、ネガティブ感情を発露したりした経験は、あなたにも経験があることではないでしょうか。

それで、一時的に気持ちが楽になったりすることもあるかもしれないのですが、因果の法則では、吐いた言葉は自分に返ってくる、或いはその言葉に一定期間ひきずられるものだと思うの(個人の経験則)です。そして、その副作用から派生した弊害の方が、一時的に気持ちが楽になることよりも後々影響を及ぼすことの方があるように思います。

「もう無理だ」と
決めた瞬間に
全てが終わる。
「まだやれる」と
決めた瞬間に
全ては始まる。
終わりも始まりも
決めるのは全て自分。
言い訳なんか、
存在しない。

詠み人知らず

これは就活に限ったことではありません。それでも、第一志望群から内定(内々定)が思うように得られていない、二次/三次面接で上手くいかず、最終面接まで進められていないなど、NNT現状が続くと、自己肯定感や自己効力感がガス欠状態に陥る就活生がおられるのも事実です。

そんな苦しい時、「もうダメだ」が頭の中でよぎったときに覚えておいて欲しいことは、「いま、自分は試されているんだ」と考えてみることです。そう、此処を乗り越えるだけでいいんです。そして、多くの場合、その力は本人にあるのです。

若い頃、私にもそういう場面が度々訪れました。あるとき、大変お世話になった経営者の方から、「自分には乗り越えられないような課題だと思うことがあっても、正しくその課題と向き合うことができれば、ほとんどの壁は乗り越えられるものだ・・・」と教えていただいたことがありました。その時、やる気、やり方、やり場をどのように整えるのかについてご教授いただいたことは、30年経った今でも私の大切な資産となっています。

苦しいとき、でも逃げちゃいけないと自分でわかっているようなときには、「いま、試されている」とその出来事を再認識して、全力を出し切るモードにセルフマネジメントを努めることです。

人間は弱い存在だからこそ、時々こうして試される場面に遭遇し、自分の勝ちと可能性を信じる力を確認することができるのだと思います。 いま苦しい想いをされている就活生の皆さん、私たちができる応援・支援は全力でさせていただいております。ご必要ならば遠慮なく、コチラからお知らせください。

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