「就職プロセス調査24年卒7月1日時点内定状況」が就職みらい研究所から発表されました。(n=4,567人)これまで過去最高水準で推移していた24年卒の就職内定率ですが、今回の内定率は、83.2%と前年と同水準になりました。また、進路確定率は69.7%で6月12日時点から7.0pt増加していて、6月後半に進路を決定している学生の動向が伺えました。


内定を獲得した学生に、内定取得企業の内定承諾期間を尋ねたところ、「2週間以上~1カ月未満」が23.6%で最も高く、「承諾期限はなかった」が22.9%で2番目に高い結果になっていました。
承諾期限がない背景には、学生への配慮も含まれつつも、少子化に関する人材不足などの課題を抱えている企業側の事情も伺えました。
承諾期限について学生からは次のような考えが挙げられていました。
- 他社の選考状況によって、内定承諾の可否が変わるので、1週間だと少し短いように感じた
- どの企業も事情を伝えれば柔軟に対応してくださったので、臨機応変さが大切だと思う
内定承諾は人生における重要な意思決定ですので、企業側の学生に寄り添う姿勢を期待したと思います。
一方で、29.3%約3人に1人の学生が就活を引き続き継続しています。周りで進路を確定した学生が増えていますので、焦りや不安に苛まれることもあるでしょうが、採用活動を行っている企業はたくさんありますので、ポジティブに進めて参りましょう。
自分が納得して就活を終えるように、自分の特徴を発揮できる会社との出会いを求めて参りましょう。そして、いま一度自分の就活をチェックしてみることも大切です。
チェックポイントは2つです。
- 目指す業界や企業
あなたが志望している業界や企業と、あなたの強みが噛み合っているか、を要チェックです。
家族や親友などあなたのことをよく知っている人からフィードバックをもらって、目指している業界や企業とあなたの強みが合っているか、改めて確認しましょう。目指している業界や企業の中であなたの強みをより活かせる職種がないのかもチェックしてみることも打ち手のひとつです。
- ESや面接での伝え方
あなたの強みと評価委や企業が合っていても、それをESや面接で相手にうまく伝えられていない可能性がないか、を要チェックです。
大学のキャリアセンターなどを活用して、伝え方は話し方の練習を積むことはとっても大切なことです。いまからでも遅くはありませんので、ES添削、面接ロープレを積み重ねてみましょう。やる程に改善ができ、自信につながるはずです。
この時期になるとどうしても焦りが先行してしまいがちです。それでも自分の可能性を信じて進んで参りましょう。
長い人生のなかでは、大失敗をすることもあれば、ピンチに陥ることもあります。困難な問題にぶつかることだって当然あるのです。でも、人間は生きているかぎり必ず「つぎ」があるのです。ロバート・フロストは次のような言葉を残しています。
人生で学んだことのすべては三語で表現できる。
「it goes on」の三語だ。
ロバート・フロスト
It goes onっていうのは、「何があっても人生には続きがある」ってことです。けっぱれ!