「25年卒活動実態調査(4月)」がマイナビから発表されました。今回の調査で、4月末における内々定率は64.3%で前年比12.3pt増でした。また、内々定保有者の約半数が活動継続の考えを示していました。活動をいつまで続けるかについては、6月末までと答えたのが内々定保有学生(43.8%)、未内定学生(26.7%)と共に最多でした。
今回注目したのは、学生は就職先の企業に何を求めているか、についてその思考が伺える結果がありましたので紹介します。
大手企業の選考に参加した学生に決め手を聞いたところ「福利厚生が手厚い」が最多で51.5%でした。学生の求める福利厚生については「休暇制度」が最多の58.2%、「諸手当」、「フレックスタイム制」と続きました。新卒で入社する企業で「定年まで働きたい」と考える学生は20.1%と一定数いることもわかりました。長期的に勤務することを視野に入れ、働きやすい環境を求めていることが伺えます。
但し、回答の一部には、就活当事者モードで本音とは異なる内容であることもドライな話ですがあることを理解して結果を見る必要があることが正直言って少し寂しくなります。

学生が企業に求める勤務制度や福利厚生については、特別休暇、リフレッシュ休暇、介護・看護休暇等の「休暇制度」58.2%が最多でした。次に多かったのが住宅手当・子ども手当・食事手当などの「諸手当」55.3%で、時差出勤・ピークオフ通勤なども含む「フレックスタイム制」が54.7%と続いていました。

25年卒の一つの傾向として、「安心感という土台がある場所で向上心を高めて働ける」環境を望んでいることが伺えます。ただ、こういう環境を重視するあまりに、自分とはマッチ度が低い企業に就職を決めるような愚かなことがないようも気をつけていただきたいものです。
企業選びで大切なことは企業とあなたのフィットの具合が高いかどうかです。そしてこのフィット感を測る要素で大切なことは、あなたの強みを惜しみなく発揮できる職場であるか、と言ことです。参考までに。