半月後には23年度上期が終わります。マイナビによると、内々定を得た学生への調査によると、10月に予定されている内定式は84.5%が「対面形式で実施される予定」と回答でした。ビジネスの世界においてもさまざまな場面でコロナ禍前の状況に戻りつつあることがわかります。ただ、青森県内においては感染が広がっている状況ですので、内定式への参加の際は、感染症対策を整えて参加しましょう。
内定式では、社長や役員の挨拶をはじめ、さまざまなプログラムが用意されています。共に切磋琢磨し合う同期の顔が見られることを楽しみにしている人もおられるでしょう。内定から入社までの期間には、特有のワクワクと同じくらい不安や気がかりなこともあります。調査で最も多かったのは「他の内定者と仲良くなれるか」61.1%、続いて「内定先の社員や役員とうまく話せるか」52.32%となっていました。傾向として大人とのコミュニケーションに不安を抱いている学生が多いように思われます。
初めての経験すること故に、いろいろ不安になるのは当然です。少しだけですが当日の情報を注意点と合わせてご案内します。
当然のことですが、当日は時間厳守です。会場までの交通手段を確認し、遅れないように余裕をもって行動しましょう。10~15分の余裕を確保するといいでしょう。
内定式や内定式後に実施される内定者懇親会で自己紹介をすることがあります。面接での自己PRで慣れている場合でも、あまりに長いとKY扱いされる危険性があります。「学生時代のこと」「趣味」「志望理由や入社後にやりたいこと」くらいを中心に簡潔に話せるように準備しておくといいでしょう。ここぞとばかりに受け狙いの話をするのは要注意。逆にマイナスイメージを与えることになりかねません。
入社承諾書などの書類や印鑑、筆記用具をはじめ、企業から指示された持ち物を忘れないようにします。
内定式での振る舞いも油断は禁物です。社会人としてのビジネスマナーを意識して行動するのはもちろんのこと、内定者懇談会ではお酒を飲む機会もあるかもしれませんので飲み過ぎには要注意です。安堵感から羽目を外して取り返しのつかない失敗をしないように大人として自分をコントロールすることが大切です。
内定式は、社会人としてのスタートに向けて節目となるイベントです。不安ではなく、心地いい緊張感を持って出席しましょう。
また、内定者懇親会は、入社後は直接話すチャンスが少ない社長や役員、仕事を通じて切磋琢磨を共にする同期や日々の業務を指導くださる先輩と気軽にコミュニケーションが取れる貴重な機会ですので、肩の力を抜いて楽しみながら参加しましょう。