Z世代が答えた理想の働き方

Z世代の理想の働き方や企業に対する魅力を感じるポイントについて行われた調査(19歳~22歳の就活学生444名)結果をみると、理想の働き方としては、入社1年目の働くスタイルは出社とリモートワークのハイブリッドを希望する学生が73.2%と大多数でした。

Q1:就活活動をするうえで、どんな企業が魅力的だと感じますか?(複数回答)

最も回答が多かったのが「残業が少ない企業」58.1%で、「給与が高い企業」55.9%、「リモートワークが可能な企業」38.1%と続きました。

労働時間と給与に関して関心が高いのは、どの世代においても共通した項目と捉えると、環境問題やジェンダーに関する問題、地方再生などの社会課題に取り組む企業に魅力を感じている学生の存在に気づくことができる情報です。

Q2:将来の働き方やキャリアを考えるうえで、何を強く望みますか?(複数回答)

最も多い回答は「自分の能力を活かせる仕事がしたい」45.5%で、「気の合う仲間と仕事したい」37.2%、「仕事をする場所/環境がいつも快適でありたい」31.3%と続きました。

職場の人間関係と心地よく働ける環境を重視していることは、Z世代が大事にしている感置換とも通じるところではないかと思われます。今回の調査における項目にはありませんでしたが、近年の就活生は自宅(実家)から通勤可能である地元就職にも高い関心を持っていることも採用サイドでは考慮したい点ではないかと思います。

Q3:入社1年目に臨む働き方として当てはまるものを選んでください。

出社とリモートワークの併用を望む就活生が7割超の結果でした。コロナ禍からオンラインで授業を受けてきた学生は、デジタルネイティブでもありますので当然の思考だと思います。彼らが企業人となりさまざまな場面で活躍することで日本のDX化が促進することを期待しています。

採用側である企業としては、今の時代の若者たちの思考や価値観の理解を深めることも必要であると思われます。一方で、Z世代の就活生には「働く」ことや「自身の人生」などを深考する自己理解に取り組まれたうえで、自身が納得して就活を終えることができる就職活動を進められることを推奨いたします。

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