24年卒ブンナビ学生アンケート調査の結果が公表されました。コロナ禍以降に入学をした学生が考えている就職活動への思いや悩みが伺える結果でした。
特に就活に影響するような内容について、先輩方より不足・損をしていると感じている部分を自由記述で質問では、次のような声が寄せられていました。
- コロナによりガクチカ形成が不十分
- ガクチカに書ける内容がない
- 行動制限されたため、面接の自己PRネタが少ない
- オンラインインターンが多い分、理解が浅い
- 就活について相談できる友だちが大学にほとんどいない
- サークル・部活動などが制限され、先輩から就活の情報を得づらい
一方、先輩方より有利・得をしていると感じている部分については、次のような声が挙げられていました。
- オンラインのイベントなどの増加で費用を減らせる
- インターンシップやWeb説明会などによって、対面の他にも選択肢が増えたこと
- オンラインでの就活活動により時間やお金を節約できる
- 大学でオンライン授業が増えたおかげで、通学時間が減り、企業の面接や説明会に参加しやすくなった
お金を節約することができて、時間を有効に使うことができているといった声だが、これは24年卒に限らず、コロナ禍に大学生活を過ごした先輩方も同様ではないだろうか、とも思います。
就職活動に関わるいくつかの質問では、次のような回答が寄せられていました。
Q:現在、志望企業は明確ですか。(択一)
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当調査は2022年6月1日~15日に実施されたものですが、6月中旬時点で第一志望が決まっている学生が13.1%、第一志望群が明確になっている学生が28.2%といずれも前年対比では高い結果となっていて、手堅い学生が多いように伺えます。
Q:現段階で就職活動の参考にしているものは何ですか。(複数選択)
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この質問と回答では、どのような情報を得るために参考にしているのかが分からないが、就活初動期における情報源としての就職課・キャリアセンターの活用が低いのではないかと思います。活用できるソースは有効活用すべきです。
Q:企業情報の中で気になるものはどれですか。(複数選択)
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学生一人ひとりの「職業観」「人生観」「社会との関係性」などをどう考えているかといった、価値観がある程度ではあるが伺える結果になったのではないだろうか。気になった点としては「社風」と「理念・ビジョン」の差異が私には大きく思えるのですが、いかがでしょうか。
Q:就職活動準備の中で、一番不安を感じているのはどれですか。(択一)
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学生一人ひとりの「職業観」「人生観」「社会との関係性」などをどう考えているかといった、価値観がある程度ではあるが伺える結果になったのではないだろうか。気になった点としては「社風」と「理念・ビジョン」の差異が私には大きく思えるのですが、いかがでしょうか。
就活で大切なこと
就職活動で一番大切なことは、あなた自身が心から納得して活動を終えることだと思います。24年卒業予定の学生の皆さんの中には既に第一志望の企業を決めている方がおられる一方で、夏休みを謳歌した後からとか、年末辺りから考えるといった声までさまざまなです。
貴重な学生生活の時間をどう過ごすかはそれぞれの自由ではありますが、この先社会人となり、企業組織で職を得る考えを持ってる学生の皆さんは、自身の時々刻々に下す意思決定に、「今ここでその決断は自分の未来にとって善いか?」問うてみることをお勧めします。