夏季インターンシップに関する調査に24年卒業予定の学生1,283人が応えた結果が公表されました。
インターンシップに係るルールが新しくなったこともあり、今年の夏季インターンシップに注目が集まっていますが、当事者である学生の傾向が掴める結果となっていました。
Q:夏季インターンシップに参加する予定はありますか?
83.1%の学生が「参加する予定」と回答していて、「参加しない」と回答したのは、わずか1.1%の学生でした。3年生の夏はインターンシップに参加することが主流になったと言えるでしょう。

Q:夏季インターンシップにおいて、どのような内容を求めていますか?
プログラムに希望するものとしては、「職業体験をして働くイメージをつくりたい」が最も多く75.3%でした。次いで、「会社概要や事業内容について知りたい」が73.0%、「働いている人たちの話を聞きたい、交流したい」が66.1%となりました。
夏季インターンシップでは実際に働く体験学習と会社を具体的に知ることに意欲的であることが伺えます。

Q:参加したいと考えている夏季インターンシップの日数を教えてください
最も多かったのは「2‐4days」の53.2%でした。次いで「1day」が31.6%でした。おそらく多くの24年卒予定の学生は、今回が初めてのインターンシップ参加となり、まずは短期プログラムに参加する傾向があるのだと思われます。

Q:夏季インターンシップ参加後のフォローとしてどのような内容を求めていますか?
参加後のフォローについては、「内定につながる特別選考への参加」が最も多く87.4%だった。この質問への回答をみると、内定や選考を見据えた活動をしていきたいといった学生の本音が伺えます。

Q:夏季インターンシップの事前専行で「不合格」になった場合、本選考を受ける予定はありますか?
最も多かった回答は「本選考も受ける」で64.7%でした。半数を超える学生は本選考を受けることに影響がないと考えているようです。一方で約40%の学生が「未定」または「本選考は受けない」と回答をしています。夏季インターンシップ参加が選考に有利に働く要因になるケースもありますが、それが全てではないのです。企業の採用方針や戦略にもよりますが、インターンシップ参加者だけを最終選考に選ぶ、採用するといったことは、本当にレアのケースです。この辺りは、企業側も必要に応じてフォローの仕方を検討する必要があるのではないかと思われます。
