12月1日時点の24年卒大学生の就職内定率は95.1%と発表がありました。10月1日時点と比べると3.1pt増え、前年の同期とほぼ同じ水準となりました。また、就職先を決めるなど進路を確定した学生は92.2%となっていました。
24年卒の学生に「就活で最も苦労したこと」を複数回答で尋ねたところ、「自己分析」が53.5%で最多でした。続いて「エントリーシートなどの書類提出」52.5%、「面接を受ける(対面)」57.1%、「企業研究」49.6%、「面接を受ける(WEB)」49.5%となっていました。
さらに同じ質問を単一回答で尋ねたると、上位5項目は次のようになっていました。
「面接を受ける(対面)」18.2%、「自己分析」18.0%、「エントリーシートどの書類提出」16.9%、「就職に関する情報収集」8.4%、「面接を受ける(WEB)」9.9%、「企業研究」6.4となっていました。
近年活用され始めた選考手法である「自分で撮影した動画の提出」について、学生から「3分以内の動画を4本撮るのに苦労しました。面接の方がよっぽど楽に感じました」という声も寄せられました。また、24年卒学生は入学当初からコロナ禍で大学生活を送ってきたという背景もあり「コロナ禍で頼りにできる先輩が少なく、ほぼ自分一人で就職活動を行った」「先輩や友達がいない状況で孤独に就職活動を始めたため、精神的にもつらかった」という声も多く寄せられていたようです。


就職先を確定しる際に決め手となった項目を尋ねたところ、割合の高い順に「自らの成長が期待できる」「福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している」「希望する地域で働ける」と続いていました。「希望する地域で働ける」は22年卒から2年連続で増加していることが分かりました。

現在も就活を続けている学生にとっては、焦りや不安で憤りさえ感じているかも知れません。心情はよくわかりますが、自分の可能性を
今年の採用は学生優位の状況に加え、これから採用についての説経過気を振らく企業がまだ多くあるので、必ず自分に合う企業に巡り合える可能性が残っていると思います。志望する企業で残念な結果であっても、もう少し範囲を広げて周辺業界にその可能性を見出してみてはどうかと思います。自己分析を続けながら、あなたの強みに合った企業を探し出してみましょう。不安や恐れを小脇に抱えて、進みましょう。けっぱれ。