24年卒学生を対象にした「就職モニター調査4月の活動状況」の結果が発表されました。
4月の活動状況は、「企業にエントリーした」が45.3%(前年同月比5.8pt減)、「エントリーシートを提出した」が48.9%(前年同月比4.7pt減)、「エントリーシートが通過した」が51.8%(前年同月比4.3pt減)で、全体の約半数の学生が引き続き活動している様子が伺えました。また、「1次面接を受けた」は54.7%(前年同月比5.8pt減)、「最終面接を受けた」が39.7%(前年同月比2.5pt減)で、他の活動と同様に前年同月よりやや割合は低くなっていました。全体的に最終面接に進む時期が早くなっている状況かと思われます。

先輩と比較して自分たちの就職活動が楽になるか、厳しくなるかを尋ねたところ、「変わらない」は58.1%(前月比1.5pt減)」でした。前月に比べて「(かなり+多少)楽になる(22.3%)」と回答した学生の割合が増加し(前月比3.5pt増)、「(かなり+多少)厳しくなる(19.6%)」と回答した学生の割合をわずかに上回りました。
楽になると思う理由では、「売り手市場(学生が有利)だと思うから」が44.9%と最多で、「新型コロナウイルス感染症の影響が前年より少ないから」が43.5%と続きました。4月は就活が順調に進み内々定を得られた学生が例年より多いことからポジティブな状況にあったことが伺えます。


この時期に内々定を得ることができた学生は、少し気持ちに余裕をもって就活を進めることができるのは誰もが理解できることです。一方で、残念ながら内々定を得られていないとしても必要以上に焦ったり、不安になることはありません。大切なことはやるべきことをしっかりやっていることです。24年卒就活は6月が山場と考え、一歩一歩進んでいきましょう。就職活動は文字通り職を得ることです。就社することに振り回される就活は結果的に後悔を招く恐れがありますので気をつけましょう。