ウォンテッドリー株式会社の調査によると、就活生が最も重視するのは「共感できるパーパスを持っている会社で働くこと(70%)」、「自己成長性(69%)」、「給与水準(52%)」が上位にあがっていました。
そのためには、企業研究をしっかり行うと同時に可能な限り実際に志望する企業のインターンシップに参加することが重要になってきまし。HPや会社案内等で語られている文脈では知ることができないその組織の文化や空気感と言ったものは、何より自らの五感を通して得ることが大事なのだと思います。
卒業年度別に見ると、重視する項目は23卒と26卒の学生は「自己成長性」、24卒の学生は「共感できるパーパスを持っている会社で働くこと」、25卒の学生では「給与水準」がトップになっていました。またパーパスと自己成長性は、どの年代においてもトップ3にランクインしている結果となっていました。
近年、企業側も「共感採用」と言って、パーパスに共感する人材を採用することが注目されています。この背景には働く人や求職者の仕事観の変化、多様性を重視する流れがあるようにおもいます。
そこで、就活生に問われるのは、自身の(誰にも負けないと思える=武器となる)強みを発揮することで、パーパス実現に向けどのような貢献を果たすことができると考えられるのか、エビデンスを示しながら説明できるようにしておくことです。
しかし、同調査で就活の悩みを尋ねところ、「自分の強みや、自分が何に向いているか分からない(44%)」「自分が何がしたいか、どんなキャリアを歩みたいかが分からない(41%)」、「自己分析ができてもそれにあう仕事を見つけるのが難しい(38%)」という結果でした。
同じような悩みや心配を抱いている学生にお勧めしているのが、アクティブラーニング型キャリアデザイン講座「社会のトビラ塾」です。次の土曜日(27日)午後にWeb説明会をおこないますので、ご興味のある学生の皆さんにご参加いただければ幸いです。学部2年生・1年生を対象に、自己認知・仕事観・人生観などを同じ立場の仲間と磨き合い、就活の事前準備として重要となる自己分析、ES・面接対策にフォーカスした課題をやり抜く場として活用いただけく、全6講座の講座です。
何かに取り組んでいて、うまくいかないときは、「構造、戦略、流れ、本質」に逆らっているからということが少なくないので、そこを疑ってみることが大切なことです。たとえば、就活中の学生から課題や悩みを伺っていると、その多くで「就職やキャリアの本質からズレているな」と気づくことが多いのです。
これが、「構造、戦略、流れ、本質」に逆らっているということです。そのままの状態で時間と労力を費やして活動を続けても、望む結果を得られることなくタイムアウトを迎えることになりかねないのです。あるいは、自分を誤魔化して厳しい妥協を呑むことになるのです。
大事なことは、取り組む課題の構造を理解してその本質を知ることです。そして、戦略を立て、流れを日々進捗で管理することです。これは就活に限らず、ビジネスにおいても活用できるフレームワークです。
努力は大切です。時には他者がドン引きするくらい頑張らなければいけないときもあります。ですがその前に、努力の前に構造理解、頑張る前に本質把握が重要なのです。物事がうまくいかない理由には、努力不足や頑張りが足りないのではなく、構造、戦略、流れ、本質がズレているからなのです。
人生にはどんな瞬間にも、その時にすべき理想的な体験経験があるのです。就職や自身のキャリアについて何かを取り組みたいとお考えであれば、ぜひご参加ください。お待ちしております。