これから就活を控えている、就職活動中、就職活動を経験したことのある19~26歳の男子学生300名、および就活を経験したことのある22~29歳の社会人男性900名の計1200名を対象に「就活と個性に関する意識調査」結果が「uno」から発表されました。
「就活の面接やESなどで強みや個性について背伸びをした、または事実を誇張してしまった経験があるか」を訪ねた調査の結果、「よくあった」、「あった」、「たまにあった」と回答した人を合わせると64.1%と6割以上となっていました。
そのうち、30.9%が「内定をも耐えそうな個性や強みを設定して回答した」、26.4%が「社会人のあるべき姿を想定してそこから逆算した個性や強みを回答した」と答えていました。
自身にもちゃんと個性があるにもかかわらず、内定を得ることに捕らわれてか、理想論に引っ張られて作られた本当の自分と少し異なる自分(就活最適化個性)をアピールする実態が明らかになった調査結果です。
内定者および社会人男性992名に対して、「内定や就職後に、就職活動中にアピールしていた個性や強みを振り返り、就活でアピールしていた個性との違いなどに悩んだ経験があるか」を聞いたところ、53.9%が「よくあった」、「あった」、「たまにあった」と回答した。
また、就活最適化個性をアピールに就活に挑んだと答えた642名のうち、73.1%が”「よくあった」、「あった」、「たまにあった」と回答し、背伸びすることなく本来の個性を武器に就活に挑んだ350名の回答〝18.9%〟という数値とは大きく差が出る結果となった。
就活中に本来の自分と少し異なる自分(就活最適化個性)を表現したことで、内定後や就職後に就活最適化個性と本来の個性とのギャップに悩む人が多く存在していることが明らかになりました。
さらに、就活中に就活最適化個性をアピールしていた社会人男性577名のうち、63.2%が「就活時から本来の自分の個性に向き合っておくべきだった」と回答。
就活を経た社会人が得た教訓から、就活時から本来の自分の個性と向き合うことが社会人となった後の仕事や生活のなかで、そのギャップに悩むことなくキャリア形成に取り組めることがわかります。