現役学生 志望業界 1位

「新型コロナウイルスの影響による、学生生活の変化」について大規模な定量アンケート調査の結果の一部が公表されました。現役学生229,617名(大学生190,737名、大学院生10,563名、専修学校生12,737名他)を対象に実施されたものです。

就職活動の志望業界を尋ねた質問の回答では、1位「メーカー(23.9%)」、2位「IT・ソフトウェア・通信(17.2%)」、3位「商社(15.3%)」となりました。1位のメーカーについては、全ての学年で20%超の学生が志望していることがわかり人気が高いことが伺えます。

また、「自分で起業したい(12.4%)」を選んだ学生が約8人に1人と、学生の進路選択のなかに起業というオプションが確立しつつある傾向に時代の変化を感じました。

2014年度以降、大学発ベンチャー数は毎年増加傾向にあり、2021年において企業数及び増加数は過去最多となっていることからも、就活のオプションとしての起業は特別なものではなくなっているようにも感じます。

現在の就職活動の状況を尋ねた質問では、「インターンシップに参加もしくは興味がある」と回答した1年生は21.0%、2年生は26.3%、という結果になっていた。1・2年生の約4人に1人が「インターンシップに参加もしくは興味がある」と回答をしていたことがわかります。また、1・2年生の1.78%が「就職活動を続ける(既に内定はもらっている)」と回答していることから、本格的に就職活動をスタートする3年生よりも前から就職に意識をして学生生活を送っていることが伺えました。

今年6月に経済産業省、文部科学省、厚生労働省が「インターンシップの推進にあたっての基本的考え方」を改正し、現在の2年生より、一定の要件を満たしたインターンシップについて、取得した学生情報を広報活動・採用選考活動に活用することが可能となってことが、企業だけではなく、学生にとってもプラスの影響を与えているのではないかと考えられます。

特に1・2・3年生の皆さんは、大学卒業後の進路選択は「一度限りの人生をどう生きるか」という大きな問いへのはじめの一歩だと捉えて、真摯に取り組んで参りましょう。

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