オファーボックスが順次全国の大学の周辺駅に提出している広告が話題になっていますね。「口角が上がる広告」です。昨年の「視線が上がる広告」に続いて、就活生の気持ちを前向きにする広告の第二弾です。
この広告は、就活生が少しでも前向きになれるようにと願いを込めて、2025年卒業予定の学生にとっては一般的な就活スケジュールにおける採用面接解禁日、2026年卒業予定の学生にとっては夏期インターンシップといった就職活動のスタートを切り始める時期となる、6月1日に向けて、誰でもその場で簡単にできて不安と緊張を緩和させる言葉を広告として掲出されたものです。
今回の「口角が上がる広告」は、関西大学文学部総合人文学科 熊谷学而准教授の監修のもとで、「口角が上がることで気持ちが前向きになる」という行動心理と、「不安・ストレス緩和に繋がるかわいい言葉」という音声学の知見をかけ合わせ、口に出すだけで前向きになる言葉、「みにみにぴにぴに」を考案した、とのことです。
熊谷准教授によると、「みにみにぴにぴに」の母音の「い」を発音するとき、口角が上がって笑顔の時と同じ表情を作ることができ、自然と前向きな気持ちになる。また、「み(m)」「ぴ(p)」は赤ちゃんが発音しやすい両唇音(上下の唇を使って発音する音)のため「赤ちゃん」というイメージと結びつき「かわいい」と感じる。「かわいい」と感じると、人は笑顔になったり気持ちが楽になったりすると解説しています。
公表されている掲出スケジュールを見る限り青森県内での予定はないようですが、札幌駅、静岡駅、広島駅、京都駅、関大前など地方大学周辺駅構内でも掲出されるようです。
25年卒、26年卒の皆さん、「みにみにぴにぴに」を唱えて、口角を上げて進んで参りましょう。おうえんしています。けっぱれ!