企業理解

今日は一段と寒さが厳しくなってきました。明日から12月です。そろそろ冬の生活をしっかり整えないといけません。24年卒の学生にとっては、本格的な冬を迎える前に整えておきたのが、自己分析と業界/企業分析です。どちらもある程度まとまった時間をブロックして取り組む方が効率的でもありますので、冬休み前にその準備を整えておきたいものです。

企業研究は、どれくらいやったかが問われます。特に第一志望群の企業については丁寧に行うことが大切です。

たとえば、面接時に「入社してやりたいこと」を尋ねられることがあります。この質問の裏面には、企業研究の資質を図り知る意図があります。就活生が犯してしまう間違に、企業の社会貢献やSDGsの取り組みに「共感した。私も是非やりたい」と答えてしまうことです。

企業理解の軸として大事なことは、企業は市場経済の中で利益追求をしている組織であって、慈善団体ではないということです。事業を通して利益をあげることで成立するのが企業です。

利益があってこそ、雇用も守れるし、設備投資や組織を充実させることができます。税金を納めることで社会に貢献ができます。社会貢献活動だって利益をしっかり上げられているからこそできる活動なのです。

つまり、面接での「入社してやりたいこと」の問いに対する回答としては、社会貢献ではなく、自分はどんな働き(仕事)を通して利益をあげる企業人になりたいのか、をしっかり伝えることです。

今回の話は、面接の場で採用を選考する企業が得たい情報は何かを考えてみるとよく理解できるテーマの一つです。企業は、面接を受けている学生(あなた)が、「本気で興味を持ちしっかりと調べた上で就職を志望しているのか」に関心があるのです。

つまり一緒に働く仲間としてOKな人物か否かということは、能力や技能以上に重視されることがあることを理解しておくことも面接対策では大切なポイントとなります。

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