就活モチベーション

インターンシップを始め、さまざまな就活イベントに参加するためには地道な努力が大切です。とはいえ就活スタートからずっと全力を出し続けていると、途中でモチベーションが低下してしまいます。実はコレ、多くの就活生が共通して経験するものです。

その原因について次のような考察が紹介されていました。

就活には“正解”がない

「就活のゴール」を希望企業から内定をもらうことと多くの学生は考えています。

内定をもらうための努力には、さまざまな形があります。

その中でも適性検査の勉強や資格取得、業界研究などは目に見えるゴールがあり、努力が結果として評価されやすいです。

一方、自己分析や面接対策については「正解」がありません。特に自己分析はいったん始めれば終わりがないと感じます。

また、たとえ面接で上手な受け答えができたとしても企業によって評価されるポイントは様々。正解がない中で、模索しながらモチベーションを保つことの難しさを実感しているようです。

周りと比べてしまう

大学3年生になると、友人の間やゼミで必ずといって良いほど就活の話題が出ます。自分のペースで就活をしているつもりでも、どうしても周りが気になってしまうものです。特に同じ大学の友人や同級生が、早い段階から内定をもらっていると焦ってしまうものです。

これは日常生活だけでなく、インターンやグループ面接中にも起こります。人前で緊張せず話せる人や高学歴の人ばかりに目がいき「自分より優秀な人はたくさんいる」という気持ちから、就活への意欲が薄れてしまう人もいるようです。

集中力が続かない

就活だけに限らず、何かの節目でモチベーションが切れてしまう瞬間はたびたび訪れるものです。

例えば、行きたかった企業のインターン選考で、落選通知を受け取った時。

特に夏インターンがひと段落つく9月〜10月にかけては、先が見えない不安も相まってやる気が薄れる人が増える時期かもしれません。10月に入ると早期選考も始まり、インターンとは違った落選の重みに耐えられず就活から手を離してしまう学生もいるようです。

就活のモチベーションを保つ秘訣を2つ紹介します。

休むことに罪悪感を持たない

人間には休憩が必要です。長期休暇には、羽を伸ばして旅行に出て非日常に浸るのもいいものです。その際に大切なのが、罪悪感を持たないようにすること。就活のことは一旦忘れて「お休み」とすることです。思いっきり楽しむことが心身のリフレッシュにつながり、気持ちをリセットすることができます。

周りと比べない

「自分を周りの学生と比較しない」実はこれが一番重要だと考えます。

本来就活とは、企業と学生とのマッチングです。しかし採用人数がある程度決まっているので、同じ就活生と優劣を比べてしまう人も多いでしょう。

特に内定のスピードは、業界や企業によって異なります。外資系だと、最短で3年生の4月頃、夏終盤から10月には内定を出す企業もあります。日系は少し遅めで、特に早いITやコンサル業界でも、早くて9月から年内中には内定が出る企業もあるようです。

日系の大手企業だとさらに遅く、3年生の3月頃に内定を出す企業が多数。ただし、早期内定が全てではないため、周囲の人ではなく自分自身と向き合うことが重要です。

特に「自分は、これだけは負けない!」という何かを探しておくと心強いものです。その強みが最後の最後に素晴らしい働きをしてくれることが少なくありません。

どのインターンシップに参加しても、グループ面接で一緒に受けているライバルたちの学歴がどれほど高くても「これだけは負けない!」と思えることを一つ持っておくだけで、自己効力感を100%にして望めるものです。

ですので、今からでも遅くはありません。ここで気づかれた人は、自分の強み把握を今一度チェックしてみましょう。

最後にモチベーションが低下したときの対処法

期間を決めて休む

先述した通り、たまには休憩も必要です。「とにかく寝れるだけ寝る」「1日中映画を見る」など、方法は何でも構いません。 この場面でのポイントは、「休憩期間は絶対に就活に手を付けない」こと。しっかり休憩時間を確保すると、身体だけでなく心も休まります。 要注意事項は、期間を決めないと、ずっとだらけてしまう可能性があることです。

先輩やメンターに相談してみる

先輩や親友に話を聞いてもらうことも役に立ちます。信頼できる人(大学のキャリアセンターの人など)に相談するのも一手です。先輩や親友には、「どうやってモチベーションを保っていたか」「最終的にいつ頃やる気を出し始めたか」の2点を聞いてみることです。 良い企業から内定をもらっている人でも、モチベーションが切れた場面は必ず存在するものです。 話を聞いて安心するとともに、対策についても聞きて参考にしましょう。

できる時に“一気に”まとめてやる

どうしてもやる気が続かない時は、無理に手を付けても時間がただ過ぎていくばかりです。 そんな場合は、モチベーションが生まれてきた時に一気に進めることがおすすめです。 特に選考通過や合格通知を受け取った時は、かなりモチベーションが上がるのが一般的ですので、そんな場面が狙い時の一つです。 「少しでもやってみようかな」と思えたタイミングで手を付けることで、モチベーションを適度に保ちつつ、無理ない範囲で就活を進めることができるかもしれません。

約1年間、メンタルとモチベーションを保ちながら就活を続けていくことは決して簡単ではありません。 やる気をなくさないことも大切ですが、就活は長期戦です。また、進路に関わるということでは、これまでに経験してきた受験とは全く異なるものだとちゃんと認識することも大切です。

何より、最終的に就職先として選ぶ企業は1社だけです。内定は「量」ではなく「質」が重要と捉えてください。大切なことは、あなた自身がちゃんと納得して就活を終えることです。 自分のモチベーションを適度に保ちながら、内定獲得まで一歩ずつポジティブマインドで進んで参りましょう。

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