26年卒学生(586人)を対象に夏季インターンシップに関する調査結果がワンキャリアから発表されました。近年の結果とほぼほぼ同様傾向が見られましたが、昨今では対象年次学生の9割が参加するイベントとなっていますので、形骸化、そして陳腐化へと進まないよう企業側としては、智慧や構成力を高めていきたいと思います。
夏インターンシップに何社エントリーしましたか

6月初旬時点での夏インターンシップのエントリー状況では、全体の約8割が少なくとも1社はエントリーしていることがわかります。本調査での中央値は3社となっていましたので、これまでの他の調査結果と等しい傾向が見られました。
また、今後のエントリー予定についても聞いていて、「15社以上」が34.0%で、「10~14社」(25.5%)、「5~9社」(25.1%)と続き、中央値は「10社」でした。こちらも他の調査と類似したものでした。
参加する目的
夏インターンシップへの参加目的について聞いたところ、最多となったのは「選考優遇をもらうため」23.9%でした。次に「仕事内容が自分に向いているかを確かめるため」20.0%、「業界理解を進めるため」17.9%と続きました。仕事内容の向き・不向きの確認が昨年より上昇し2位となっていました。実体験を通して確認しようとしている姿勢は多くの学生に推奨したいところです。先ずは興味・関心から一歩踏み出し、実体験を通してジャッジメントする流れを就活に取り組むことは賢い活動法だと思います。

エントリーする上で重視する情報
夏インターシップにエントリーする上で重視する情報について聞いたところ、「開催内容が興味を惹く内容であるか」40.1%が最多で、「参加報酬(選考直結・選考優遇あり)」17.6%と続いていました。

インターンシップに参加して志望度が高まった企業との接点
夏インターン司プへ参加し志望度が高まった企業について、どのような形で接点を持ちたいかを尋ねたところ、圧倒的に多かった回答は「早期選考の案内」68.6%でした。

参加予定/参加したいインターンシップの形式
夏インターンシップへの参加形式について、対面・オンラインどちらがよいかを聞くと、短期(1日)開催も複数日開催も「対面」が多数でした。その理由としては、半数超が「実際の職場・社員の雰囲気を直接確かめたいから」と回答していました。参加目的で挙がっていた「仕事内容が自分に向いているかを確かめるため」にも通じることだと思います。つまり学生は、仕事そのものと同様に、実際に働く現場の環境を注視していることがわかります。
