大卒の入社3年以内の離職率は年によって上下しながらも、95年頃から約3割で推移しています。しかし、就活中の段階では、3年以内で退職をしようと考えている人は少ないこと示した調査結果を過日お伝えしました。

今回はこの調査の続きで、40代くらいまでのキャリアを想定して、社会人になったらどのように働きたいかについて聞いた調査についてフォーカスします。
回答として最多であったのは「同じ会社で、ある仕事を軸にして、類以した仕事に領域を広げながら働いていきたい」で21.6%でした。この項目は文理いずれも最多でした。

理系で特徴的だったのは「同じ感謝で、同じ内容の仕事をしていきたいが、技術・能力的に年を追うごとに難しい内容の仕事をしていきたい」が2番目の項目で、文系に比べると8.3pt多い17.6%でした。この項目は「重ねる」に該当していて、プロフェッショナルを目指していこうという意識が伺えるものでした。
一方、文系の2番目は「現時点ではまったくイメージできない」で理系よりも4.5pt多い15.3%でした。続いて3番目が「同じ感謝内で部署移動しながらいろんな仕事をしていきたい」13.2%とほぼ同程度となっていました。
一概に決めつけはできませんが、理系学生はキャリアを縦方向に積みたいと考えていてプロフェッショナル志向が伺え、文系は働きながら試行錯誤をしながらも横方向の広がりを望んでいる傾向が伺える結果となっていました。