近年、積極的に参加する学生が増加傾向にあるインターンシップ。人気企業が実施するものには高い応募倍率となっていて、参加できるだけでも幸運と言われるインターンシップもあります。また、25年卒大学生の就活から、「採用直結型」の実施が始まり、より重視されています。
25年卒学生に、「現状の就活において、不安なことはありますか。最もあてはまるものを1つ選択してください」の質問に、「希望のインターンシップに参加できるか分からない」34.6%と答えた学生が最も多かった。次いで、「ガクチカや自己PRの材料が少ない」28.0%、「就活の早期化は知っているが、具体的に何を準備したら良いかわからない」20.6%、「どの会社のインターンシップに応募すればよいかわからない」13.1%と続いていました。

「インターンシップに応募したことのある社数を教えてください」の問いには、「5社以上」49.5%と答えた学生が最も多かった。

「インターンシップに応募する際の重視していることとして、あてはなるものを2つ選択してください」と聞いたところ、「興味のある業界である」76.8%が最も多い回答でした。次いで、「興味のある職種である」47.6%、「採用選考に直結している」26.8%と続いていました。

「インターンシップに応募した理由として、あてはまるものを2つ選択してください」と聞いたところ、「業界/企業研究のため」66.3%と答えた学生が最も多かった。次いで、「就活を有利に進めるため」43.4%、「就活の視野を広げるため」38.6%と続いていました。

人気企業のインターンシップの倍率が高いことや、採用直結型インターンシップの増加によって、インターンシップへの参加がより選考に影響を与えるようになったことなどで、「就活で不安なこと」と問われ、「希望のインターンシップに参加できるかわからない」と回答した学生が多かったのではないかと思われます。
不安を解消するには、本来のインターンシップの①目的やその意義を理解すること、自身の②職業観や人生観をしっかり押さえることが大事だと思います。
尚、本調査は6月23日~7月22日に実施されたもので、回答者数は107人でした。