25年卒学生1,078名が答えた「インターンシップ参加に関する調査結果」が公表されました。
夏インターンの参加社数を聞いたところ、「事前選考あり」の平均参加数が6.6社になっていました。24戦卒の平均参加数と比べると2.2社増加していたことがわかりました。
次に参加理由を聞いたところ、「本選考の予行練習をしたい」と回答した学生が60.9%でした。
自室的に「採用直結型インターンシップ」が解禁されたことで、本選考の予行練習を目的として事前選考ありの夏インターンに積極的に参加する傾向が強まっていたことが伺えました。この傾向は26年卒以降も続くものと考えられます。企業側としては、夏インターンの参加者を増やすために「事前専行」を一つのフックとして活用する流れが確立すると考えられます。
夏インターン後のフォローとして望むことを聞いたところ、8割を超える学生から「内定につながる特別選考への参加」84.6%と回答でした。24年卒以前であれば、夏インターンは一般的に業界理解や企業理解を深めるための参加が主流でしが、25年卒は内定獲得を意識する学生が増えていたことがわかりました。
選考参加を希望していることを踏まえると、業過ウをある程度絞った上で、志望度の高い企業を中心に夏インターンを受けていたことが伺えました。これは、25年卒は夏までに業界や企業をある程度絞るまでに就活準備を進めていることが明らかになったことになります。企業側としては、3年次夏前に学生との接点を持つことが重要課題となっていると考えられます。
今後の秋冬インターンの参加について聞いたところ、「本選考の予行練習をしたい」62.8%、「直接内定を獲得したい」60.8%の回答が上位に並びました。
夏インターンの参加理由と比較すると、「直接内定を獲得したい」60.8%が夏インターンの回答よりも19.7pt高くなっていて、より内定獲得への意欲が強くなっていることが伝わってきました。
また、夏インターンを経て企業を絞った学生が増えていることが想定され、企業理解を目的とした参加も「この企業の選考に進むべきか」を見極める機会と捉えているとことが考えられます。
秋冬インターンは、本選考に向けて選考経験を積めるように事前選考を設けたり、内定直結のルートを用意することで、学生のニーズに沿うことができそうだと思われます。
最後に、秋冬インターンに興味があるコンテンツを聞いたところ、「業務体験ワーク」81.2%に8割を超える回答がありました。その企業/業界で働く解像度が高められる体験を強く求められていることがわかりました。