25年卒 活動状況

新年度を迎え、25年卒のみなさんは卒業年次となりました。先月1日に解禁した25年卒対象にした採用ですが、既に内定を得た学生もチラホラ存在しています。これからフル稼働で頑張ろう!と考えている学生もおられるでしょう。エントリー・筆記試験・GD・面接のスケジュール把握が大切になる時期です。情報収集とスケジュール調整は日々の日課と化してきます。コツコツさが試される時期でもあります。

現在の就活状況を客観的に把握する一案として紹介されていたものが下図です。ザックリご自分に近いものをどれかな? といった感じでご覧ください。

1. 就活順調タイプ

就活での成功が職業人としての成功につながることではありません。内定獲得度にこそ、自分に合った企業なのか、丁寧に企業研究を掘り下げる必要が大切です。

企業のブランドなど外側、表面的な部分だけでは企業の一面しか見ていないし、ちゃんと理解しているとはいいがたい状況です。入社後にリアリティショックで退職するような事態を避けるためにも、自分の長所・強みがしっかり活かせる環境があるか、自分は働くことで誰にどんな貢献をしていのか、など自己分析を掘り下げてみましょう。そうすることで、入社前に取り組んでおくべきことも明確になります。

2. 就活自信がないタイプ

インターン選考は採用選考よりも狭き門となっています。インターン選考に落選したことが、採用されないことにもなりません。このタイプの就活生が思い込んでしまう一つでもありますので、正しい認識で事実を受けとめましょう。その企業との相性が良くなかっただけです。あなたにマッチする企業は必ず存在します。恥ずかしがらず、へんなプライドを捨てて、身近な大人(ご両親や周囲の社会人、先輩)であなたをよく知っている人から、あなたの長所や強みが活かせるような業界・企業を訊いてみましょう。人生で初めてする活動を体験しているのですから、落ち込むこともあるでしょう。大切なことは、自分の価値と可能性を信じ抜くことです。社会に出たら「自己効力感」は大切な内なる力となります。就活を通して少しずつこの力を養っていきましょう。焦ることはありません。しっかり考えて行動してもOKです。大切なことは行動を続けることです。就活敗者の共通点は行動をしないことです。

3. 就活空回りタイプ

このタイプに多くおられるのが「数撃てば当たる」的な思考で、手あたり次第かつ結果の出ないやり方に固執する頑固さんがおられます。「これではうまくいかない」と気づいたときはすでに手遅れを招かないためにも、いま一度就活戦略と行動計画を見直すことが必要です。就活がうまく進まない原因として自己理解不足があります。自分の長所や強み、将来の展望や働く価値観など、企業が知りたいことにしっかり応答できていないケースが少なくありません。キャリアセンターや専門家に相談し指導を受けてみることをお勧めします。自分にとっては小さな違いにしか思わない言い回しや文章が採用市場では大きな違いであることに気づけるでしょう。自己PR・志望動機・強み弱みなどを細かくチェックしてもらって、適応力を養いましょう。人間はやったことでの失敗よりも、やらなかったことに対しての後悔を強く抱き長く抱えるものです。就活終了時にやり切ったと言えるだけのことを戦略的に行っていきましょう。

4. 就活これから稼働タイプ

25年卒の内定率は3月1~3日時点で34.3%(前年比16.2pt増)、現行の就活スケジュールでは過去最高のようです。「アッ出遅れた」と焦ってしまいそうですが、「今ここ」からでも大丈夫です。自分が納得して就活を終える日を迎えるまでは四の五の言わずにコツコツ前に進んでいきましょう。人不足もあり企業では新卒採用の意欲は高い状況です。つまり学生優位な状況ですので、今の時点では焦らなくても大丈夫です。近年、多くの学生がコスパタイパ重視で就活に取り組まれています。でも、自分の将来や人生にそれなりに影響を及ぼすであろう就職先を決めることですので、やるべきことは誰よりもしっかりやっておくことが大切です。つまり、自己分析、業界・企業研究は抜かりなくしっかり取り組みましょう。じつは、この2点の質が高ければその後の活動が非常にスムーズに進むことも事実です。

就活のゴールは内定を得ることではありません。それは、あなたが充分納得して就職活動を終えることだと考えています。納得できる企業だからこそ、入社後のあなたの動きが輝くのだと思うのです。一方、妥協や仕方なくといった経緯で入社した場合の仕事ぶりは想像が容易いとおもいます。怖いのは仕事だけでなく、その職業人の生活も想像できてしまいます。二度とない人生をそんな生き方にはしたくないものです。もちろん、転職も選択肢としてありますが、新卒で入社した会社をいずれ退職するつもりで就活することを個人的にはあまり賛成できません。特に地方での地元就職では非常に危うい就活の展開になりかねませんので要注意かと思います。

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