7月1日時点活動状況

株式会社キャリアスタから25年卒大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)就職活動状況調査結果(n=1,123人)が発表されました。

7月1日現在の内定(内々定含む)率は89.7%と、9割に迫る高さでした。25年卒の内定率は序盤から前年同月を上回るペースで推移してきましたが、7月は前年実績86.0%を上回りました。

選考解禁が6月になった2017年卒以降のみならず、比較可能な2005年卒調査以降でも、7月としては最も高い数値でした。

内定率を属性別に確認すると、理系学生において高く男女とも9割を超える(理系男子90.8%、理系女子93.7%)。内定取得学生のうち、就職先を決めて就職活動を終了したのは81.6%で、6月調査(66.2%)から大きく上昇。選考解禁を迎え本命企業の結果が出たことで、活動を終える学生が多かったのだろう。なお、内定取得学生の多くが複数の企業から内定を得ており、内定社数の平均は2.6社になっていました。

回答者全体を分母にして活動状況を見ると、調査時点で就職先を決定して活動を終了した学生の割合は73.2%でした。複数内定を保留しているなど就職先未決定者である学生6.5%を合わせて、活動終了学生は79.7%でした。活動継続学生は「内定あり」10.0%、「内定なし」10.3%を合わせて20.3%でした。

文理別に見ると、文系は内定保有者も含め24.0%と2割強が継続中と回答していました。理系では14.4%でした。

調査実施先により若干の違いはあるにせよ、全体的な傾向は概ね同様になる状況調査ですが、7月1日時点で9割に迫る勢いで伸びていたことには少し驚きました。

この状況下でNNT(ない内定)の学生の心境を慮ると胸が痛くなります。だからこそ美辞麗句でまとめるようなことができません。

NNTのきみへ、自分の力を信じてけっぱれ!一日も早く、あなたが納得して就活を終える日を迎えることをお祈りします。

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