24年卒採用でインターンシップ等を実施している企業・団体の人事担当者(n=309社)が回答した25年卒採用からのインターンシップについておこなったアンケート調査結果が発表されました。三省合意により、一定の条件を満たすインターンシップは採用と連携可能となることを受け、「対応を検討している」企業が61.5%、既に「対応している」企業も10.7%であることが明らかになりました。一方で「対応予定はない」と回答した企業は27.8%でした。
対応していること・対応を検討していることの内容については、「インターンシップやオープン・カンパニーのコンテンツを見直す」が55.6%で最多。次いで、「インターンシップやオープン・カンパニーの実施回数を増やす」47.1%、「インターンシップやオープン・カンパニーの広報開始時期を早める」45.7%、「インターンシップやオープン・カンパニーの実施時期を早める」43.0%が続きました。
「インターンシップと採用の連携を予定しているか?」の質問については、「インターンシップ参加者には3年生の3月を待たずに採用選考の案内をする」と回答した企業が56.5%に上りました。「インターンシップ参加者は通常の採用選考内で優遇する」と回答した企業も3割を超えます。「インターンシップ参加者と通常選考受験者での区別はしない」とした企業は16.9%にとどまりました。
ときどき就活(採用)の早期化が話題になることが、個人的には3年生の3月までに進路が確定でき、4年次は学生時代にできることを存分に体験しつつ、卒論のテーマに真摯に向き合い、卒業に向け学業に専念できる環境は悪くないと思うのです。
いずれにせよ、25年卒採用からはこれまで以上にインターンシップへの参加が学生にとってもプラスに働く体験となることを望みます。