新卒として入社した企業での勤務が4年目を迎えた全国の若手社員600人(男性300人、女性300人))を対象に、新卒入社後3年以内に離職しなかった理由などを調査した結果を紹介します。
新卒入社社員が入社後3年以内に3割前後が離職する状況が長く続いています。個人的には転職を否定する考えは持っておりませんが、それでも自身のキャリア戦略を立てて就活に臨み、臨んだ企業に就くことができたのなら、最低6年はそこでキャリアの土台をしっかり積むことを推奨しています。また、3年以内に離職した本音レベルの理由を調べてみますと、就職までに自身のキャリア形成としっかり向き合った経験がほぼない人が多いことがわかりました。
なかには非常に辛い思いをされたことが伺える離職ケースもありますが、就職・就活の前に一定以上の質量を費やして自分自身と向き合うことを避けた代償が離職へとつながるケースが決して少なくないのです。
以下のグラフからは、企業選択だけではなく、就職後に直面する迷いや悩みのトリガーといった情報が読み取れるでしょう。26年以降に卒業予定のみなさんには、こういうリアルな情報もキャッチしておき、もし自分が当事者だったらと思考してみることも大切なことです。




