もうすぐ卒業式を迎える24年卒を対象に調査を実施した「就職白書2024」における学生の就職活動及び企業の2024年卒採用活動の実態についてリクルートから発表されました。
4年卒学生のうち、「民間企業に就職する」割合は、83.7%で、就職する人の合計割合は89.4%となっていました。いずれも3ヵ年で増加傾向となっています。
就職先が確定した24年卒学生の、入社予定企業等への就活開始当初の志望度は、「当初からの第一志望群」が64.0%で、前年に続き最高値を更新しました。
入社予定企業等に就職することへの納得度は、「当てはまる」「どちらかというと当てはまる」の合計回答が77.2%で前年より増加していました。一方で、「当てはまらない」「どちらかというと当てはまらない」の回答の微増傾向が見られました。
内定取得者のうち、最初に内定を取得してからも就活を継続した人の割合は68.7%でした。継続理由としては、「より志望度の高い企業の選考を受けるため」が76.1%で最多、次いで「内定取得先の企業でいいのか不安に感じたため」が27.0%と続いていました。
また、内定辞退の理由については「他の企業の選考に通過したから」が28.9%で最多でした。
インターンシップ・1day仕事体験の参加率は74.2%でした。参加社数は7.30社で、前年より微減となっていました。参加機関としては「1日」が70.1%で最多で、「半日」が48.7%となっていて、合わせて85.6%となっていました。
インターンシップ・1day仕事体験に参加した企業と同業種の企業に入社予定の学生の割合は71.3%で、前年より増加していました。
これから本格的に活動に入る25年卒、そろそろ就活の当事者意識を固めたい26年卒の学生にとっては、リアルに活動を実感することができる貴重な情報ではないかと思います。本文内にもありましたが、直近3年間でも違いや傾向が読み取れます。
学生にとっては自分の将来に大きな影響を及ぼすものとして就職活動を捉えておらせレ学生が多いでしょう。皆さんを採用する企業にとっても自社の将来を左右する大きな要素が人材の確保と育成です。特に近年では人的資本経営の考え方が一般的になってきておりますので、これまで以上に人に熱い視線と強い要求が高まっている傾向が見られます。
これから就活を行う際には、へんに気負うことをせずに真摯な姿勢のなかにもあなたらしさが滲みでるような態度で臨まれると良い結果が後からついてくると思います。