就活真只中、それも少しストレスを感じている25年卒の学生に知って欲しい言葉を紹介します。94歳になられる現在も毎日現役で座禅を組み、後進の指導や禅の普及に尽力されている河野老師の言葉です。
欲しがれば欲しがるほど、その人は貧しくなっていく。
逆に自分はいらんと言って、皆にあげてしまう人のところに
福は来るんです。
龍門寺長老 河野太通
河野老師は18歳で出家されたとのことですから、現役生活76年です。ビジネスの世界にも70年を超えて現場の指揮を執る超実務家がおられます。私が尊敬するお一人に90代で経理実務を務めておられる女性がおられます。
どんな仕事にせよ、その道をひたすら歩む賢者と呼ぶでき方々は、猛スピードで直進するというよりも、しっかり一歩一歩その道を踏み固めながら進まれる姿を見ることができます。
こういった話しを読んでも、実社会で就活に取り組んでいる25年卒のみなさんには、ちょっとピンとこない話かもしれませんね。多くの学生が今欲しいものは「内定」だと思います。
ただ、忘れてないでいただきたいことは、就活のゴールを内定にするとよくないということです。内定の先にあるものに思いを馳せ、前に進むことが大切です。
漠然と取り組んでは結果も漠然としたものになるのが世の常です。欲しいものは、明確に、具体的に、肯定的に決めることです。時々刻々と変化する時代ですが、自分がいま、本当に欲しいものは何か、それはなぜか、この二つをしっかり伝えることが面接でできたなら、それを手元に引き寄せることができるはずです。
6月になり活動も佳境を迎えていることでしょう。就活においてもビジネスと同じで、目的と戦略が大切です。戦略は目的があるからこそ機能するものです。今一度あなたの就活・キャリアにおける目的を整理してみることが必要かもしれません。また、目的も戦略もしっかりしているのであれば、現状の課題は、「相手に思いが伝えられているか」、「そもそも志望先選択にミスはないか」辺りが怪しくなります。自身のコンピテンシーとのマッチ度を点検してみることで、勝ち筋を見つけることができますのでやってみて下さい。詳細は6月のラーニングカフェ(無料ワークショップ)で学ぶことができますので、宜しければご参加してみて下さい。
就活真只中のあなたが本当に欲しいものは何ですか?