コロナ禍での学生生活に関する調査で、「コロナ禍に行動制限により学生生活で実現したかったのにできなかったことはありますか?」との問いに9割に迫る学生が「ある」と回答をしていました。
行動制限によりできなかったことの最多は「サークル」69.2%、続いて「大学の授業」49.9%、「体育会・部活」28.4%と続きました。一方で、「コロナ禍の行動制限や生活様式の変化を受けて、新たにチャレンジしたことがある」と回答した学生もおよそ半数に上り、「オンラインでのイベント企画」「ブログ開設」「Webデザインの勉強」などの声が集まっていました。
現実・事実は変えようがありません。でもその捉え方ならば、自由にあなたが決められるのです。コレ知っておくといいですよ。
就職活動の捉え方に関しては、「就職活動への不安はありますか?」の質問に対して、約9割の学生が「ある」と回答をしていました。わからない話ではないですが、素直な学生が多いのでしょう。
次のような声が学生からあがっていました。
- 大学1・2年生時にアルバイトやサークル活動などができなかった
- サークルや留学などガクチカで話せることがない
- 先輩とつながりが少なく、就活の体験談を聞ける人が身近にいない
業界・仕事選びに影響をもたらした経験についての問いには、「アルバイト」33.2%が最も多く、次いで「高校時代などの経験」33.0%と続いていました。
この時代に生きる者のほとんどの人がコロナ禍で影響を受けました。決して小さいものではなかった方もおられます。けれども、学生であれ、職業人であれ、しっかり地に足を踏ん張って必死に日々を重ねてきた人がおられます。
あれができなかった。これもできなかった、と嘆く前に『本当にそれは、できなかったのか、それともやらなかったのか』と、振り返ってみましょう。
「できなかった」ことが正答ならば、しのことを悔やんでみても仕方がないのです。それよりも、そのような中でどのような創意工夫をしたのかが問われるものです。だから何もしなかった!は大人の世界ではいただけません。そして、もしも「やらなかった」と判断できる事柄があったなら、それは猛省が必要かもしれません。こういう時によくやってしまうのは、「なぜやらなかったのだろう?」なのですが、なぜの問いではなく、「どうしたらできただろうか?」と考え、今後同じような場面に遭遇したときの策を用意する機会にすることで、失敗から学ぶことができるでしょう。
コロナ禍では働き方が大きく変化し、企業の採用活動も随分変わりましたので、学生にとっては「できなかった」ことも少なくないとは思います。そんな環境下であなたはどんな考えや思いで何をしたのか、が問われるのです。この辺りも2月までにしっかり整理しておきたい事です。