23年卒 新卒内定状況

23年卒の採用充足率は81.3%(前年比2.3pt減)だったことがマイナビの調査でわかりました。これは3年ぶりの減少でコロナ禍前の水準になったようです。

企業側からは「前年より厳しい採用活動であった」との声が49.6%(前年比21.6pt増)挙げられていました。

24年卒向け採用計画については、採用予定数が決まっていない状態も含めると78.6%(前年比0.2pt減)が実施すると回答しています。採用予定数については前年同様「増やす」が増加(前年比5.3pt増)、「減らす」が減少(前年比3.0pt減)していました。

採用活動に関する見通しは、「厳しくなる(+非常に)」の回答が18.8pt増と、「今年度並み(31.1%)」を大きく上回った結果でした。

24年卒も引き続き採用意欲は高い水準で、23年卒の採用活動の厳しさを踏まえ、さらに人材獲得競争が激しくなるだろうという危機感を抱いている企業が多いことが伺えます。

学生にとっては引き続き売り手有利の市場ですが、企業は人数の確保を最優先するよりも、自社の未来を担う人材を求める傾向が一層高まることも考えられますので、24卒の就職活動も決して甘く考えてはいけない状況が続きそうです

今年6月に改正で、インターンシップと採用活動が線で結ばれましたので、志望する業種や会社のインターンシップには積極的に参加することも大切な就活の一つとなってくるでしょう。

長いキャリアのスタートをどのように迎えるのか、秋の夜長を使ってしっかり考察することも大事なことです。

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